3歳の我が子は、大きくなったら うさぎ になりたいほどのうさぎ好き。そして、毎朝パンが食べたいほどのパン好きでもあります。
そんな子どもにとっては、まさに夢のような一冊!
大好きなうさぎが営むパンやさんを一日密着して見学しているかのようです。
工場の最初のページは、「パンやさんは あさ まだ くらいうちに おきて パンをつくる こうばで しごとを はじめます」から始まります。
子どもはこれを聞いて、
「なんで くらいうちに つくるの?」と、とても興味津々でした。
色々な機械や手作業を見ていくうちに、
「わかった!美味しいパンを作るには時間がかかるんだ!」と、子どもなりに答えを出していました。
それからは、朝にお店に並ぶパン、昼に並ぶパン、夕方に並ぶパンと、時間帯により種類が変わるパンを見て大興奮!!
大人の私が見ても、聞いたことのないパンがあり、「これは何かな?」、「このパン食べたい!やっぱり、ぜ〜んぶ食べたい!」と、親子の会話も広がります。
最後は、ちゃんとお片付けのシーンまで描かれ、パン作りに対するうさぎさんたちの姿勢も伝わりました。登場したうさぎちゃんパンや、かにちゃんパンの作り方もあり、今度は自分がうさぎのパンやさんになることもできて、とても充実した一冊でした。
復刊に感謝です!