「ちいさなて」 ママの声

1980年に出版した広野多珂子さんの初期の作品です。
広野さんらしいあったかい作風のあかちゃん絵本です。
１つ１つの“あっこちゃん”の動作がいかにも1〜2歳児くらいのしぐさで、読んでいると思わず微笑んでしまいます。
我が家は上の子がよく紙をやぶいてたのを思い出しました。

あっこちゃんが手を使って、色々なことをしている様子がとてもかわいらしく描かれています。
両手で哺乳瓶を握りミルクを飲んでいたり、新聞紙をびりびりと破いていたり。ボールを転がしたり、毛糸をひっぱってみたり。最後は、ママと手をつないで「バイバイ」と手を振りながらお散歩にでかけます。
あっこちゃんの様子が赤ちゃんの丸々とした体系と、ふんわりとやわらかな雰囲気で本当にかわいらしく描かれていて微笑ましいです。
この「ちいさな」シリーズは、あかちゃんの「あるある」という仕草がテーマなので身近な感じがして親しみやすいです。