どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
はたらくくるま しゅつどうします!(文溪堂)
のりもの好きな子大集合!
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鬼退治に行く時に おばあさんに作ってもらった大きなきび団子…3つ。 犬・猿・きじに会っても 半分ずつしかあげないから 帰り道になっても 腰に1個半残っているんです。 「ひとつくだされ おともします。」と言われても 「ひとつはならん、はんぶんやる。」とかたくなな態度だったももたろう。 読み終わっても「どうして?」と気になってしかたありません(笑) (お団子がどうして3つだったかというのも 謎なのですが…) それはさておき… この「ももたろう」すっごく良いですよ。 擬態語がたくさん使われているのですが こんなにもしっくりくる言葉は他にはないでしょう…っていう位 ピッタリな言葉が使われています。 声に出して読むのが楽しい絵本です。 ストーリーも 広く知られているのとはちょっと違っていて 子ども達にとっては よく知っているはずの昔話ですが 新鮮な気持ちで聞けるのではないでしょうか。
投稿日:2008/09/25
きびだんごで有名な岡山のももたろうは、山行き型とよばれるお話のパターンだと何かで読んだことがありますが、この絵本は、まさにその山行き型でしょう。 「ちょっとひるねをする、いうてぐうぐうねてしもうた」 という具合に、昼寝大好きな桃太郎が出てきます。その桃太郎は、村人と一緒に山へ出かけると、木1本担いで帰ってくるほど力持ちだと表現されています。その力持ちを評価されて鬼退治に出かけるわけです。 たくさん吉備団子を作ってもらう桃太郎もいますが、このお話ではたったの3つ。なので、猿などには半分しかあげません。 いままで読んだ桃太郎とちょっと違いますが、とてもいいかんじのお話だとおもいます。言葉の表現も、さすが、松谷みよ子さんです。絵を書いた方との合作では、赤ちゃん絵本のいないいないばぁがありますが、あの絵の方の作品で、ちょっと抽象的な部分もあるので、小さい子には絵を見る本より聞く絵本かもしれませんね。
投稿日:2009/05/31
松谷みよ子さんだからと思い、ベーシックなももたろうを期待して読んだのですが、 ハンドボールくらいの大きいきびだんごを3つ、腰につけているところでだいぶ面白くなってしまいました。「お腰につけた」って本当に腰紐に直につけています。 しかもお供の動物には半分ずつしかあげません。残りの1つ半は、何かの伏線なのかと思って読んでいきましたが、最後まで余ったままで、もう一度笑います。 予想外で面白かったです。
投稿日:2020/06/28
有名な昔話でもある「ももたろう」。 たくさんの絵本が出ているので,読み比べてみると面白いですね。 文章やイラストでそれぞれ雰囲気も変わりますし,お話の細かい部分もそれぞれ違ったりするので。 松谷みよ子さんの文章が読みやすい「ももたろう」でした。
投稿日:2016/01/28
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