「ホッキョクグマのプック」 ママの声

あずみ虫さんの作品という事でセレクト。
アルミ板をカッティングする技法の作品という事は知っていましたが、
今作で、アラスカに通って野生動物を観察していることを知り、
ますます興味が湧いてきました。
それだけに、実際に見聞きした光景が盛り込まれているようですね。
カナダのホッキョクグマの親子のおはなし。
プックと名付けられた赤ちゃんは、おかあさんといっしょに過ごしているのです。
興味津々の子どもらしさ全開のプックの様子がほほえましいです。
もちろん、危険やハプニングも。
それだけに、「そらが　おどってる！」と評するオーロラが幻想的です。
親子の絆もたっぷり描かれ、ほっこりです。

あずみ虫さんの作品が大好きなので、こちらも読みたいと思いました。
さむいさむい冬の日にうまれたホッキョクグマの赤ちゃん、プック。お母さんの愛情を一心に浴び、スクスクと大きくなっていきます。
あとがきで、実際に作者さんがアラスカに住んでいらっしゃることを知りました。
より近くで見た風景が絵本になったのだと思うと、さらに感動します。