すばらしいとき」 ママの声

すばらしいとき 文・絵:ロバート・マックロスキー
訳:わたなべ しげお
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:1978年07月
ISBN:9784834007206
評価スコア 4.44
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みんなの声 総数 17
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  • 大人向けかな

    • とまるさん
    • 20代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子3歳、女の子0歳

    レビューでの評価が高かったので期待して読んだのですが、ちょっとがっかりでした。

    外国の絵本だからか日本語が複雑で、分かりにくい言い回しが多かったように思います。
    4歳の娘に読んだのですが、興味をもつ前に疲れてしまったようです。

    すばらしい絵本でしたが、この本の良さが分かるのは、読解力のある小学校高学年からかなと思いました。

    投稿日:2011/03/01

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  • まさにすばらしいときですね。

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    この本を読んでいるあいだは、この本のタイトル通り、まさにすばらしいときでした。
    作者の細かい自然の描写と、色彩あざやかな絵で、私の心も海と木々に囲まれた島へ連れていかれます。
    自然の美しさとおそろしさ。それを感じることで、自然が生きていること、人間が生きていることを実感できるんだなあと、つくづく思いました。
    この本のような体験はできなくても、日常の生活のなかで、自然を見つめ、自然と共に生きていることを感じる時間をもてたらいいなあと思います。自分だけではなく、子どもにも体験してほしいことですね。

    投稿日:2009/07/30

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  • 五感で味わってほしい島での生活

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    作者のマックロスキーさんは夏はアメリカのメイン州の島で過ごすそうです。
    そこでの生活や嵐のやってくる様子などが、
    独特の筆致と色彩で描かれます。
    島を去るまでの早春から夏の終わりまでの自然の移り変わりを、
    子どもに語りかける文章で綴っています。
    単調な描写なので、うちの次男もよくわからない、という感想でしたが、
    こういう五感に訴える文章にはぜひ触れてほしいですね。

    投稿日:2006/04/12

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  • こういう世界もみてほしい

    名作ですがよんだことがなかったので図書館で借りてみました。絵がすばらしいですね。外国のお話で文章は長いのですが、派手派手しいかんじがなくて、澄んだ世界が表現されていて素晴らしいです。子どもが好む内容ではないかもしれないけれど、子ども時代にこういう本を見たり触れてほしいなと思いました。自分にとってすばらしいとおもえる時はなんだろうと考えてしまいます。

    投稿日:2015/02/26

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  • 文章が難しかった

    私としては、海辺の自然が生き生きと描かれていて、良い作品だと思いました。
    ただ、子供の感想は・・・あんまり好きではなかったようですね。
    文章が難しかったみたいです。
    途中で、読むことをやめていたほどでした。

    投稿日:2014/04/22

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  • 本当にすばらしい!

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    夏の休暇を、小島で暮らす一家四人の様子が描かれています。
    大きな絵で、まるで、キャンバスの一面を見ているような感じです。
    ふたりの娘たちに、声をかけるように、お話が、流れていきます。でも、取りまく自然は、色々な表情を見せてくれます。
    そんな自然の中で、人々とのふれあいの大切さや、家族の絆が深くなっていく様子が、伝わってきます。
    それにしても、アメリカでは、こんな休暇の過ごし方をしているのでしょうか?大きな人間が育つことでしょう。
    それなら、私たちは、せめて、絵本の世界で、体験させていただきましょう。

    投稿日:2009/03/22

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  • 感じ取る

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    私の一番好きな絵本と言えば、まず「サリーのこけももつみ」を挙げるのですが、
    同じマックロスキーでも「すばらしいとき」はちょっとまだ早いかなと思っていたので、
    読みたいと思いながらも読んでいませんでした。
    今回、移動図書館の中で見つけたので、ようやく読んだのですが…すごいです!
    あっと言う間に、本の中の世界に体を持って行かれます。

    島に雲が落とす影、雨の境目、大きな雨粒、水のきらめき、夜の静寂。
    人の口に上がる嵐の気配。
    風を、音を、圧力を感じます。
    嵐の場面では、それまでの静けさが一変。

    絵本を読むときはよく口を出してくる娘ですが、非常に静かに聞いていました。
    全身が耳にでもなっているかのように、感覚で感じ取ろうとしているのが
    とても伝わってきます。
    美しい言葉、美しい絵。伝えたい絵本です。

    こういう絵本を読んでいる時、最高に幸せだと感じます。

    投稿日:2008/04/19

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  • 情緒ある文章

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    夏の間中、子どもたちと自然と過ごせる環境がとてもうらやましいです。
    子どもたちは、ひたすら自然に溶け込むように過ごしています。
    ここでしか聴こえてこない音に耳を澄まし、胸の高まりを感じます。
    嵐さえもこのすばらしいときを楽しい思い出になります。
    自然を肌で感じる感覚が、伝わってきます。
    貴重な体験だと気負うことも無く、心から楽しんでいます。

    文章の量が多いのですが、父からの手紙を読んでいるようで、飽きることなく読み進められます。
    このような情緒ある文章を子どもたちにも親しんでもらいたいです。

    投稿日:2008/02/07

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  • 地球と暮らした夏

    絵、文章共に、すばらしい時をくれる絵本でした。
    絵本って本当に良いですね。大人が読んでもそう思わせる「力」を持つお話でした。
    実際に離島で過ごすマックロスキー一家がモデルなのでしょう。
    『サリーのこけももつみ』『うみべのあさ』ときて、この『すばらしいとき』もそこに暮らしていなければ描き出せない立体感があります。サリーにまた会えました。

    雲が離島へやってきて雨を降らすシーンから、夏の晴れ間の様子、昼も夜も海辺で過ごす子供たち、嵐の前の静けさのなかで進められる台風への準備、そして嵐、嵐の去った後の静けさ寂しさ、秋の訪れ。
    その中で思いっきり遊んでお手伝いもして過ごす子供たちを、父親が語っています。
    降るような星空を、なんの障害もない海の上で何気なく見て過ごす夏。家族でやり過ごす嵐の夜。
    地球という壮大な自然のなかで不自由なく共存していく。
    なにも説教たれる必要はありません、すべては日々の暮らし、遊びのなかで子供たちが自分で学ぶのです。もちろん読者の子供たちも。
    これぞ地球の営み、命の授業でしょうね。

    こういう本を読むと、猪口才な本では満足できなくなります。
    ねむねむで聞いていた娘は、途中で穏やかな寝息をたて始めました。これを理解するには、年齢ではなく、経験が必要でしょうね。

    投稿日:2007/05/21

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  • 夏休み最後の日に読む絵本

    こどもの頃、夏休みの終わりはなんとも切ないものでした。
    あーあ、明日から学校かぁー と、がっかりしているウチの子たちに、この絵本を読んであげるのが毎年の習慣になっています。

    この絵本、読むのに20分くらいかかるし、起伏も少ない本なので、ちょっと飽きられたりもするのですが。でも、この本のもつ暖かみや良さがわかるようになってほしいなと思って読んでいます。

      潮のみちひきにあわせていた時計を、
      スクールバスのゆききにあわせるときだね。
      去っていく場所のことをかんがえると、
      すこしさみしいね。
      でもこれからいく場所のことをかんがえると、
      すこしうれしいだろ。
      しずかに思いめぐらすときだ

    こんな表現が夏休みの終わりの子どもたちへのエールにふわさしいと思います。がっかりすることはないよ、君たちは今、すばらしいとき真っ盛りなんだよって。

    投稿日:2006/03/15

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