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シチューはさめたけど…」 ママの声

シチューはさめたけど… 作:きむら ゆういち
絵:黒田 征太郎
出版社:フレーベル館 フレーベル館の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:2001年05月
ISBN:9784577022573
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 13
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  •  くまとうさぎの不思議な関係。
     仲が良いけど、けんかもしてって、結構身近な生活の中にありますねぇ〜。
     
     くまとうさぎの諍いのシーンに吹き出しちゃいました。
     なんか、うさぎは男の子だけれど女性に思えて、そしてくまは男性に。
     くまの「・・・こいつが いなかったら どんなに いいだろ。・・・。」こんな心の呟きが、世の男性ばかりか同居に慣れず口をとんがらせプリプリしている女性を思い描いてしまいました。

     ついに、喧嘩の果てに家を飛び出すうさぎですが、外に雨がポツポツと・・・。

     いなくなってみると、うさぎの良いところばかりが思い出され、うさぎの安否を思い、どんな障害もものともせずに、うさぎを追いかけるくまが素敵です。

     うさぎと再会した場面でのくまの台詞もうさぎの台詞も、ぎこちなくって、微笑ましい。
     好きなんだから、こうなのでしょうねぇ〜。

     はじめの“・・・なかよくくらしていました。それは、ずっとまえからでした。”と、エンディングの“・・・なかよくくらしています。ときどきけんかをしながらも、ずっとずっと・・・。”の文が素敵だな〜と思いました。

    投稿日:2011/02/23

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  • 倦怠期にいいかも

    • オパーサンさん
    • 30代
    • ママ
    • 福島県
    • 女の子5歳、女の子2歳

    とても仲良しの間柄だって、たまには喧嘩をしちゃうときだってあります。
    いえ、仲良しだからこそ、遠慮なくものを言っちゃったり、一緒にいるのが当たり前になって些細なことが気になっちゃったりするのかもしれません。
    そんなとき、ちょっと離れてみること、そして気持ちが落ち着いたら歩み寄ること。
    それが大切なんですね。
    仲直りするときにお互い照れてしまうあたり、とっても親近感が沸きました。
    倦怠感を迎えている夫婦にいいかもしれないです。
    残念ながら絵はちょっと苦手でした。

    投稿日:2011/02/12

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  • 好きなんだなあ

    • イザリウオさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子8歳、男の子6歳

    私の好きなきむらゆういちさんの絵本。
    最初、二男に読み聞かせした。予想以上に面白かった。
    そしたらその後、二男は何度かこれ読んでと、この絵本を持ってきた。
    気に入ったらしい。
    友だちって普段はすごく仲が良いのに、ちょっとした事でケンカにもなってしまう。でも、それって何でも言い合える仲だからなんだろうな。
    クマさんが、けんかして出て行ったウサギをすごく心配して追いかける場面は、気持ちがすごくよくわかる。
    題材はありふれたことだけど、じ〜んとくる話でした。

    投稿日:2008/09/30

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  • ケンカと思いやり

    誰だってケンカすることがありますよね。

    もうあいたくなくなっちゃうときだって、時にはあったり・・・

    でも、一人になっていろいろ考えていると、なんだか、さみしくなっちゃう。

    こんな経験、大人ならたいていの人が経験しているんじゃないかと思います。

    この絵本を読んでいて、ケンカしたときの気持ちを思い出して、『そう、そう』と思いあたるふしがあったりして、ケンカをしそうな雰囲気の時とかに、この絵本を読むと冷静になれそう!!だって思いました。

    3歳の息子も、はじめから終わりまでず〜っと聞いていたのですが、くまさんとうさぎさんが仲直りして一緒に帰っていくシーンを見て安心したのか『ホッ』としていたのには、驚かされてしまいました。

    投稿日:2007/02/24

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  • きむらワールド

    • うららさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    「ゆらゆらばしのうえで」、のきむらゆういちさんが描く本。

    読んでいて、なんとなくきむらさんが描いたのかな?と感じました。
    違う動物への思いやりというか配慮、そんな視点から描くことが多いように思います。

    くまとうさぎは随分前から一緒に暮らしていたようです。
    ある日、些細なことでうさぎが出て行ってしまいました。

    大事な存在だから、一緒に暮らしてきたのに
    近くにいるとお互いの嫌な部分ばかりクローズアップされてしまって・・・
    という経験、誰にでもありますね。

    そんな時に、ピッタリの絵本です。

    黒田征太郎さんのイラストが生きが良くってとてもいいです。
    とくに、「まったくうるさいやつだ」とくまが怒るシーン
    くまのイライラがよく描かれています。
    電気を消され真っ暗闇、ムカツクくま。笑えるくらい上手く描かれています。

    ぜひ手にとってごらんください。

    投稿日:2006/11/21

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  • 読んだら喧嘩もさめるはず!

    お互いにちょっと相手を思いやることで、喧嘩しないで済んだはず・・・ 売り言葉に買い言葉でひどくなる喧嘩。
    でも・・・そばからいなくなってきずく大切な人の大きな存在。 
    読んで、感謝の気持ちや、思いやる気持ちを、いつもいつもそばにいるからこそ忘れがちだけど、そばにいるからこそ、忘れちゃいけないなと改めて思いました。
    子供にもおすすめですが、大人の方にぜひおすすめです!!

    投稿日:2006/06/10

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  • 大人こそ、忘れがちなものかも・・・

    ずっと仲良く暮らしていましたという記述が最初にあるだけで、うさぎのえらそうなセリフから事が始まってしまうので、子どもにはうさぎがただ単に意地悪なだけで、くまにとっての大切さのようなものが分かりにくいかもしれません。

    でも、大人には分かるんですよね。
    なんだか一緒にいても、何をしてもらうわけでもない相手なのに、それでも大切な存在って。
    それなのに、いつもそれを忘れてしまいがち。
    ささいなことで、ムっとしたら、何もかも気に入らなく見えたり・・・。
    そんなクマ側の視線で書かれているようです。

    でも、反対にうさぎ側にたって考えてみるのも大切だと思います。
    いつもワガママばかり言って、自分は何もしれやれていないのに、それでも大切に思ってくれる人がいる。
    もしかしたら、こちらこそ、忘れてはいけない大切なことかもしれません。

    子どもへのメッセージというより、ささいなことで疎遠になってしまった友達がいる大人や、倦怠期の夫婦などに大切なメッセージが送られているのかもしれませんね。

    投稿日:2006/03/09

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  • 友達・恋人・夫婦・・ケンカした時に読んで

    • まりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳

    丘の上のちいさな家にくまとうさぎが仲良く暮らしていました。
    そう、ずっと一緒に暮らしているんだから、すごく仲良しなんです。
    ある日うさぎがくまに言います。
    「本なんか読んでないで、早く夕ご飯作ってよね。」と。
    そういわれたくまは、ムカッとします。
    くまはうさぎのことが気に入らなくなります。
    そしてついに大喧嘩!「出て行けよ!」と言っちゃいます。
    うさぎは「ああ、出て行くよ」と家を出て行きます。
    くまは「これで、落ち着いて本が読める。」と思ったですちっとも面白くありません。
    気がつくと外は雨が降っています。
    「うさぎったら、そういえばかさを持たないで、出て行ったな」くまは、うさぎのためにかさをもって、うさぎを追いかけます。
    うさぎのことがとっても心配になり、途中の困難を乗り越えて
    うさぎを追いかけます。
    何気ない愛情のあり方を語っている絵本です。
    友達であったり、恋人であったり、夫婦であったり・・
    売り言葉に買い言葉で喧嘩になちゃう時ありますよね、
    そんな時、読むと、相手のことをとってもいとおしく思えるかもしれません。

    投稿日:2004/02/18

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  • 仲良しだから、喧嘩もする。

    すごっくよかったー!
    黒田征太郎さんの子供の落書き見たいなイラストも、逆にインパクトがあって、いい味が出てました。
    一緒に住んでいるくまとうさぎはとっても仲良し…、のはずですが、一緒に住んでいればこそ、お互いの我がままが出て、喧嘩になることも。
    そんなふたりの喧嘩と仲直りまでの経過を描いた作品でした。
    なくしてしまって、初めて気づく大切なもの。
    そんな友情をとても自然に伝えてくれている気がします。
    友だちとちょっとしたことでけんかしてしまった時、子供に読んでほしい絵本です。

    投稿日:2003/10/14

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  • 不器用なうさぎだけどくまには大切です

    誰にだって経験があると思いますが、仲良しの人と、ちょっとしたことがきっかけで嫌なことばかりが目に付くようになって喧嘩をしたこと・・・。それが、親・兄弟・友達・好きな人・夫婦だったりと、関係は色々だと思います。くまとうさぎも大の仲良しなんですが、あるひ、うさぎの言った一言がきっかけでくまは、ムッカとしてしまいます。それからは、うさぎのちょっとしたことでも腹が立ちます。そして、喧嘩になりうさぎは、出て行きます。うさぎも不器用で自分の気持を素直に表現できない性格なんだと思いますが子供は、善悪をはっきりと決めたがるので「うさぎが悪い」と言いますが、友達と喧嘩した時の事を例に挙げると、少しはうさぎの気持も考えられるようです。くまは、失いそうになって初めて、うさぎの大切さに気づき、うさぎを追いかけます。その過程でさまざまな出来事を乗り越えます。子供も、くまの強さを感じるようです。仲良しの人の好きなところを忘れてしまい、どうしてこの人は?・・・と思った時にじっくりと味わってみてください。

    投稿日:2002/09/11

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