まさに6歳の息子にタイムリーな題名!と飛びつきました。それに間違いなく泳げるはずだろうと思われる表紙の動物の絵!!「もうすぐ およげるようになる マヤへ」とこの本の絵を担当している方のメッセージも同じ思いで描かれたのかと嬉しくなって読み始めました。出来ることと出来ないことがあるんだと自覚をするカワウソのロロ君。この段階でもスゴイこと。でもそんな時、周りからのへこむような心ない言葉に傷つけられるのですが、暖かい家族の言葉や特にお姉ちゃんの愛情溢れる特訓模様は、いつのまにかロロ君、ガンバレ!と応援しながら、力が入って読んでしまいます。最後のお姉ちゃんの「ちょっとずつ出来ることを増やしていけばうんと難しいことでも出来るようになるのよ!」ってなんて名台詞なんでしょう。普段言葉だけで言っても伝わりにくいことが絵本で、心のどこかにさらっと染み込んでいってくれたら嬉しいなぁと思いました。中表紙や挿絵も暖かい優しい感じの絵で安らげます。