いわむらかずおさんの作品ということで、図書館で借りてきました。
動物園でカンガルーを見たなっちゃん、お母さんに頼んで、服にカンガルーみたいなポケットをつけてもらいました。そうそう、あかちゃんをいれなくちゃ。
なっちゃんは色紙でカンガルーの赤ちゃんを作ろうとします。
でも、最初にできたのは小鳥。
次にできたのはうさぎ。
3回目でやっとカンガルーの赤ちゃんになりました。
はねる はねる
かんがるー。
はねる はねる
るん るん るん。
わたしは
かあさん かんがるー。
など、繰り返しの心地よい、優しい言葉が連なっています。
途中から、本物のバッタ、かえる、ねずみも仲間に加わって、みんなではねて遊びます。疲れたら、ひとやすみ。みんな、なっちゃんのポケットに飛び込んで、お昼寝します。本当に安らかな、ほのぼのする絵本です。
小さい女の子って「お母さん」へのあこがれってありますよね。
その気持ちも、さりげないながらうまく表現されているなあと思いました。
私も娘もとても気に入りました。
でも絶版なのでしょうか?ぜひ復刊してもらいたいですね。