おひめさまになりたい女の子。けれども、実際におひめさまになるための道のりは険しく、日々精進(!)の世界です。
きれいなドレスを身にまとって、しゃなりしゃなりと歩いているだけでは、おひめさまとは呼べないんですよね。
娘は、性格も振る舞いも、まさに「のはらひめ」そのもの(!)ですが、ずらりと並んだ着物やドレスの数々に、うっとり。
毎晩どの衣装がいいか、どんなお姫様になりたいか、と真剣に悩んでいます。
そして、読む度に、
「日本のおひめさまがいい! 京都のおひめさまになって、籠に乗るの!」と言ってみたり、
「やっぱりローマのおひめさまがいいな。だって、こんな素敵なお洋服着たまま寝そべって食べれるんだもん! でも、もし、もうおひめさまが決まっちゃってたら、どうしようかなぁ? そしたら、2番目(の候補)でいいよね!」と、
夢を膨らませていました。
その後で、毎回、
「あ〜あ、おひめさまに生まれたかったなあ。ママが女王さまだったらよかったのに!」と、付け加えています。
いつの時代にも、女の子の永遠の憧れ・・・
でも、娘には、「いちもくさんに のはらにむかって かけだしていく」ような「のはらひめ」のままでいてほしいな、というのが母としての願いです。