積み上げ話ではないけれど似たような…、“ことがだんだん大きくなっていく”楽しさがある物語でした。
まぁ、町全体がお祭り好きじゃないと、なかなかこういう現象は起きないかもしれませんが…。
レベッカ・ボルトさんの子どもや動物たちの描き方がとても好きです。
今回は特に、一番最初についていくにわとり(めんどり)の足の動きが可愛かった〜!
ページの進行の仕方も、一度読み始めたら、読者をぐっととらえる作りで、楽しく読めました。
最後のオチはさ〜っと波が引くようにあっさりしていて「あれだけ大騒ぎを起こしといて、結果がこれかい!」って、ちょっと突っ込みたくなりましたが、それはそれで「突っ込みたくなる自分」が笑えました。
色使いは薄めですが明るい色が多いので、意外と遠目も利きそうです(教室1つ分くらいは平気だと思います)
小学校中学年、高学年くらいのお子さんにいかがでしょう?