佐々木マキさんの初期作品。久しぶりに読んでみました。普段は本棚の隅にひっそりと埋もれているのに、ふと、見かけると、なぜか読みたくなってしまう絵本です。
ミステリアスな装丁に、家族が皆、興味を示しましたので、読み終えるとまず15歳息子に渡しました。
「面白かった!」とのこと。
それから、10歳娘に読んであげました。
摩訶不思議な雰囲気に、微妙な反応でしたが、大人がスルーするような細かい所までよく見ていました。
この本には色々な実在の地名が出てきますが、その選定が絶妙で、このあり得ない世界の雰囲気にぴったりと合っています。
なんといってもこの絵本のハイライトは、変なお茶会で提供されるココアです。毎回、このシーンを目にするとココアを飲みたくなってしまいます。
いかにも大人をターゲットにしたような絵本ですが、小さい子が読んでも楽しめそうです。