たいへん美しい絵本です。
空からおちてくる雨の一粒一粒が、キラキラと光り、
まるでプリズムのよう、ダイヤモンドのようです。
こんな清々しい「雨」は、絵本で見たことがありません。
おもわず「わぁ…」とおどろきの声が出てしまいました。
本文もとても読みやすいです。読み聞かせをしていると、
小さいころ国語の時間に、みんなの前で詩の朗読をして
いるような、そんな凛とした気分になります。
ていねいなことば、リズムのあることばの連続です。
娘もたくさんの「雨さんたち」にみとれ、雨の公園を楽しみ、
「ぽぽぽー」とフレーズをすぐ声に出していました。
雨が降った日の夜に、雨が見たい夜に、開きたくなる絵本です。