前から気になっていたシリーズですが、先日富安さんの『ぼっこ』を読んで、すごく感動したので、探してきました。
私が先に読んで、子ども達に薦めてみましたが、いまのところ読んだのは上の子だけです。
まず読書意欲をかきたけるのは、編集部が作ったらしい「菜の子新聞」!!
わざと子どもが作ったクラス新聞みたいな作りになっていて、菜の子先生の「神出鬼没」さをクローズアップしてくれるのです。
私の、菜の子先生の第一印象は「メリーポピンズさん」の先生版みたい。でした。
特に一学期のシーンでは、
「ライト兄弟」の本を追いかけては飛び、
うさぎを追いかけては、飛び(フンワリ浮くともいいますね)、
空のプールで泳いじゃったり(やっぱり浮いてるんですよね〜)と飛んでるシーンが多かったので。
でも、中学生の子どもは「メリーポピンズさんより、『×××HOLic』(講談社の漫画)に出てくる侑子さんに似てる」って、言ってました。
良質の児童書とマンガと比べるな。
という考えの方もいるかもしれませんが、
昨今は芸術性の高いものや、表現方法が漫画という媒体というだけで、良質の漫画もあるんですよ。
『×××HOLic』はまさにそんな1冊だと思いますし、確かに言われてみると侑子さんと菜の子先生の性質は似ている気がします。
菜の子先生はどの学校のどんな子どもに出会っても、
一から十まで教えてあげたり、やってあげるんではなく、
本人が自分の力を最大限発揮しして、未来につなげていける気持ちを
不思議な力でバックアップしてくれている。そんな先生なんです。
こういう先生現実にいたらどんなに素敵でしょう!
下の子にも機会を見つけて、自分で読むのが面倒なようなら、読んであげようかなと、思っています。
また、学校でも機会を見つけて、ブックトークなどで紹介したい作品です。