サラリーマンが主人公なので、最初はきっと大人の為の絵本なんだろうなぁと思っていました。
でも小学校高学年の「サンタさんはいるの?いないの?周りの子はいないって言う子が増えたけど、どっち?」と、半信半疑な娘に、「大人になるとみんなサンタさんからプレゼントをもらえなくなるの。だからみんなサンタさんの事忘れてしまうんだと思う。でもサンタさんはあなたが大人になって忘れてしまっても、あなたを覚えてくれてるわ。この本のように。」とエールを送れたので、実は多感期のお子さん向けなのではと思いました。
低学年の頃なら「サンタさんはこうして、ああして一年を過ごし、みんなにこうやってプレゼントを運ぶの」と理詰めで納得させる絵本を読み、信じさせていましたが、高学年の今、彼女の意見を尊重するのが一番大切だと思うので、彼女自身の判断を否定せず、でも夢を壊さない為には、この絵本はとても良いなぁと思いました。