新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
はたらくくるま しゅつどうします!(文溪堂)
のりもの好きな子大集合!
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予備知識なく、ただセンダックの絵に惹かれて読みました。お芝居を見ているような感覚でテンポよくストーリーが進むので、子どもたちも大興奮。躍動感のある挿絵をまじまじとみたり、セリフをマネしたりと夢中になっていました。 読後、ナチスの強制収容所で子どもたちが演じたオペラが題材となっていると知り、作者の重いメッセージを感じてドキッとしました。それを知ってから読み直すと、また深く考えさせられます。 子どもたちはまだ物語の背景は理解せず、ただ楽しいお芝居のような絵本ということでお気に入りです。でも今はそれでいいかなと思います。本棚に置いておけば、成長の過程でいつかまた自然と理解してくれる日が来ると思うので。
投稿日:2012/04/12
3歳の娘と読むには難しいかも知れないと思いながらも購入したのは、私自身がテレジン強制収容所を訪れたことがあり、その歴史についても知っていたからです。 ドイツ軍のプロパガンダのために利用された強制収容所で子どもたちが演じたオペラが題材となっていますが、その背景は後々、娘が成長していって少しずつ理解していってくれればいいと思います。 絵本という作品としてみれば、ページの上が舞台となり、読者はまさにお芝居を観るような臨場感で、セリフを読み、ストーリーが進行していきます。 すばらしい訳で、リズミカルな日本語になっているため、テンポよく読み進められるので、長いですが、3歳の子どもでも飽きずに最後まで聴いていられるようです。 300人の子どもたちが、主人公の兄妹を助けるために集まってきて、みなで歌う所は圧巻です。 そして、最後の見開き、ブルンディバールからのメッセージが劇場への招待券にの上に書かれていますが・・・これは、テレジン収容所の子どもたちが、ドイツ兵が捨てた紙きれや、空き箱など(これらは見つかれば処刑になるのを覚悟で、大人たちが命がけで集めたものです)に、絵や詩を書き残していた事実を思い起こさせられました。 この絵本をきっかけにテレジン収容所のことを知った方には、ぜひ、野村路子著「テレジンの小さな画家たち」(偕成社)を読んでいただきたいと思います。小学校中学年〜高学年から読めると思います。
投稿日:2010/07/28
今、ロシアとウクライナの戦争が起こっている、そんな時代だからこそ、こういう絵本は意義のあるものに思いました。 歴史は繰り返されているし、その中で大変悲しい想いをしている者たちがいる。 どうにもならない社会情勢ですが、どうにかしないといけない。 この絵本を読んで希望は見出せませんか? 偉人って誰でしょう、どこやの国の大統領?大金持ち?独裁者? それは違うよね、その人たちの考えが必ずではないよね。 いろいろ考えさせられる感動的な絵本に思いました。
投稿日:2022/04/28
表紙の絵にひかれて図書館から借りてきました。 6歳の娘と読んだのですが なんかずーっとどっかで見たことあるあるあるとひっかかっていて やっとなにか分かった! モーリス・センダックさんの絵だ! なんともいえない、古めかしい感じだけどかわいらしい感じ、 ザ・外国絵本って感じの絵がとっても懐かしい! そして、ブルンディバールってなんだろうと思ったら、 意外にも子供の敵・変なおじさん?のお名前。 最後は見事にハッピーエンドですが、 「お母さんが病気で」という出だしから、 こんな展開になるとは! そして最後はもちろん病気のお母さんの元に戻るので、 起承転結はしっかりしてますが、 ううう、なんだか続編がありそうな感じだゾ??? このブルンディバール、そんなに感動する絵本ではないのですが、 何かとっても惹きつけるがあります。 続編が出たらぜひ読んでみたい一冊です。
投稿日:2017/11/07
話を読み進めましたが、大道芸人という事でいいんでしょうか。お母さんの為にミルクを買うお金を何とかして工面しようと奔走する兄弟。最初のページと最後のページのお母さんの風貌にだいぶ変化がありました。元気になったんですね!
投稿日:2017/07/20
なんだかミュージカルみたいな雰囲気だなあと 思いながら読みました。 そう思ったら、この絵本、オペラにもとづいて作られた 絵本だったのですね。納得です。センダックの挿絵が とっても賑やかで、言葉が詩や歌みたいで。 ユダヤ人の孤児院や、ナチスの強制収容所で子どもたちに よって上演されたのですね。 「ブルンディバール」は「悪い大人の象徴」として 描かれているのでしょうか。 オペラも観てみたいなあと思いました。
投稿日:2017/05/25
ナチスの強制収容所で、子どもたちが演じたオペラがもとになっているお話です。 デフォルメされた人物、登場人物の多さ、セリフ仕立て、にぎやかな場面、などオペラの雰囲気がでているなと思いました。 最後のページ、ブルンディバールの言葉にむなしさを感じました。 センダックさんの想いが伝わってくる、どっしりした絵本でした。
投稿日:2010/07/23
この本を生まれた背景を思うと心がヒリヒリと痛むというのか、鮮やかな色調で描かれてはいても、子どもと読んでいいのか、どのぐらいまでの歴史を教えればいいのかと正直考えました。 何気ない日常に、恐怖や怒りをひそませてあるというのがセンダックの絵本の一つの特徴であるとすると、この本はセンダックの描きたいものの集大成と言えるかもしれないと思います。 読めば読むほどセンダックの本は私にとって難しく感じられます。 諧謔味があっても、笑って読み過ごすことはできないし、何度か一人で読み返してみて子どもと読む時期を考えようと思います。
投稿日:2010/04/01
テンポよく、読み聞かせしやすい本です。 少し新しい手法の本で、吹き出しがたくさんあります。 子どもらしいセリフも満載で面白いです。 事の展開が早く、3歳くらいから大丈夫だと思います。 センダックの絵も何とも楽しいです。 読み終わって、娘は「じゃあブルンディバールは、悪い人だったわけね。」と趣旨はつかめたようです。
投稿日:2010/03/09
センダックの絵を見つけてこれは!!と早速読みました。 とにかくどのページも色使いが素敵です。水色やピンク、黄色など、とても明るくやわらかい色に、センダックのかわいいイラストでページをめくるたびに楽しめました。 病気のお母さんのためにミルクを買いに行く兄弟の物語です。結構長いお話ですが、テンポのある言葉づかいでどんどん読んでしまいます。 そして何より読んでいて嬉しかったのは、これまでのセンダックの絵本に登場していた「あのひと」がこの『ブルンディバール』にも登場しているんです!同じ職業で♪ページをめくって見つけた時には嬉しくて笑ってしまいました。
投稿日:2009/12/18
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