「くだもの あーん」 ママの声

表紙の絵が美味しそうだったのでこの絵本を選びました。様々な種類の果物が登場するので娘も私もテンションが上がりました。名前を知っている果物が多く登場するので親近感が湧いた娘でした。特に武道の場面に反応を示していました。本物と見まがうほど精巧な絵にうっとりしました。

おいしそ〜☆

まず、そのままの形と切った形状が出てきて、
ページをめくると、そのくだもので作ったお菓子の数々が〜☆

本当なら、ふむふむ原型はこれか、切ると･･･ふむふむ、
なるほどこんなアレンジができるのか〜☆
となるハズですが、リアルでおいしそうな絵に脈拍があがり
そんな冷静な観察はできませんっ。
ひたすら、「どれ食べよう〜（悩）」ってカンジです。
娘の反応もやっぱり同じでしたっ☆

お料理系のおはなしで素敵な作品の多いふくざわゆみこさんですから、
リアリティ抜群です。
題材は果物で、シンプルなストーリーなので、
赤ちゃん向けにはぴったりです。
馴染みのある果物が登場し、調理されていきます。
その様子が、何ともいえない素敵な擬音語。
そしてできあがったおやつは、まさにおしゃれなスイーツ！
どれがすき？
なんて、もううっとりですね。
右端にアイスクリーム・ウエハース・生クリームのデザートがあるのですが、
よおく見ると、登場する果物がだんだん付け足されていっています。
ということで、ラストでは豪華なスイーツに。
スイーツ大好きな大人にもお薦めできそうですね。

ふくざわゆみこさんといえば、ぎょうれつのできるおいしいおみせシリーズのイメージがありましたが、こんな赤ちゃん向けの絵本も描いていらっしゃったのですね。
いちごやバナナ、りんごなど、子供たちの大好きな果物がたくさん登場します。
果物単体だけでなく、ケーキやパフェやゼリー、美味しそうなおやつにもなっていて、ひたすら、食べたいなー食べたいなーと言いながら、子供たちと眺めました。お腹がすく絵本ですね。

絵がどこか懐かしさもあり、素朴で優しい感じがして好きです。
いちごやばななぶどう・・子どもに馴染みのある果物たちが美味しそうな音と共により美味しそうに感じられます。
いちごの　ぷつっぷつっ　さくり　という音にまずみずみずしさも想像できます。

そしてどのページも　どれがすき？
という問いかけが。

子どもたちがこれー！と指差しして楽しむ様子が目に浮かぶようです。

この絵本，小さいお子さんにとっては，はじめての「かがくえほん」と言ってもいいかも知れませんね。
とにかくたくさんの果物とそれを使ったデザートが，さすがふくざわゆみこさん，繊細に本当に美味しそうに描かれています。
どれが食べたい？と親子で会話もはずむ楽しい絵本です。

どの果物も、おいしそうです。
果物そのままでもおいしそうなのに、デザートに使われたならば！！
「どのデザートが好き？」と、子供と話しながら見ていました。
うちの子はバナナが好きなので、やっぱりバナナのページは喜んでいました。

ふくざわゆみこさんといえば、
動物たちがかわいい「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズや
とっても美味しそうなパンが出てくる「ぎょうれつのできるパンやさん」などの作品があり、
娘や私が大好きな作家さんですが、
小さいお子さんでも楽しめるこんな絵本があるのを知りませんでした。

いちごやばなな、ぶどうにりんご。
身近にあるくだものを、切ったりむいたりして、
いろんなおやつにへんし〜ん！

「ど・れ・が・す・き？」

と聞かれても、
選べないほど美味しそうなおやつがずらりと並んでいます。

楽しい擬音語もあり、聞いてても楽しいし、
どれにしようかと選ぶ楽しさもあり、
赤ちゃんから大人まで、親子で幸せなひと時を過せそうです。

11ヶ月の娘に読んでやりました。離乳食を食べさせていても、デザートにでてくるフルーツが好きで、果物をみると目がない娘。そんな娘にこの本を見せてやると、目がきらきらしだして、釘付け。そして、いつも見慣れている果物が違う調理法で違う形になっているのもいくつか紹介され、興味津々。息子も一緒にいたのですが、息子も次から次へと食べたいとひとりたべごっこをして、二人で大興奮。果物そのものももちろんですが、それがパフェやケーキ、飾りつけになったりといろいろな形を見られるのでなかなかおもしろい切り口だなーと思いましたよ。果物に興味を持ち始めたお子さんにはいい絵本ですね。

ふくざわさんの絵、写実的でおいしそうでいいですねえ。
こんなに上手に描けたら楽しいだろうなあ、などと考えながら
読みました。
くだものが切れる時の音も「まさにそんな感じ！」と
うれしくなります。
ど・れ・が・す・き？
ではみいんなおいしそうなのでもっとうれしくなります（笑）。
どれもすき。ぜーんぶすき、と娘とふたりで言いました。
読み終えた後、娘は「バナナが食べたい」と。
バナナが家にあってよかったです。