はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
はたらくくるま しゅつどうします!(文溪堂)
のりもの好きな子大集合!
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いつもお話をしてくれていたおじいさんが 図書館に行くことを勧めてくれます。 定住していなく、季節によって 住む場所を変えるトマスみたいな子どもにとって 学校に通い、学ぶことは難しいのかもしれません。 でも、図書館という誰にでも解放された場所で、 親切な図書館員のおねえさんが、 居場所を作り、本を勧めてくれたことは この少年にとって、かけがえのない 出会いだったのだと思います。 そして、スペイン語をお姉さんに教えるという 人に教えるという経験もすることで、 自信や自己効力感も高めたのではないかと思います。 こんなおねえさんのような誰かにとっての 存在になりたいです。
投稿日:2020/09/27
このお話は、お話を聞くのが好きだったトマスという男の子が図書館に言って自分で本を読んでみんなにお話を聞かせてあげるようになるお話でした。その図書館で優しいお姉さんがトマスの世話を焼いてくれている様子がとっても素敵でした。お話がどんどん好きになっていく様子も伝わってきて、読んでいるほうも気持ちが優しくなる絵本でした。
投稿日:2016/07/09
恐竜の本を抱きしめると色々とイメージ出来るんですね。本を読んでいる間って、ちょっとした現実逃避が出来ますよね。私が通う図書館にも優しいお姉さんがたくさんいますが、図書館の中では水は飲めません。ここは飲めるんですね!
投稿日:2015/03/26
なんとなく、気になって図書館で借りてきました。 読んでみると、トマス少年はとても貧しく、大変な暮らしぶり。 それでも、お話が好きで、ある日おじいちゃんに図書館に行くことを進められます。そしてそこで図書館員のお姉さんに出会います。 その出会いのおかげで、成長して作家になり、最後は大学の学長にまでなったそうです。 トマスが本の中の恐竜に乗っている姿を想像して、目をキラキラさせているのが印象的です。 我が家の長男も本を読み出すと周りの音は何も聞こえなくなるようで、 トマスのようにもしかしたらいろんなことを想像しているのかもしれません^^ 本好き、図書館好きの人にお勧めです。
投稿日:2011/05/16
アイオワに引っ越したトマスは図書館のおねえさんに会って本を読む楽しさを知ります。毎日両親に夜、いろんな話をしてあげることで、いろんな興味を持てたのではないかと思います。 トマスの親がスペイン系移民ということで、アメリカにはよくいるけど、スペイン語がちょこちょこ出てきます。異文化を感じられて良いです。 3歳の娘には早かったですが、話はしっかり聞いていました。親が話を聞くことで、子供が本に興味を持てるといいなと思うので、うちでも将来やってみるつもりです。
投稿日:2011/04/19
最近「図書館」をテーマにした作品が増えてきたなと、感じます。 ニーズがあるのでしょうか? スペイン系の移住者たちに、アメリカの生活はかなり大変だったということが、物語を通してわかりました。 それでも本が好き、お話が好きな人に、無料で本が借りられる「図書館」の存在はありがたかったと思います。 読むと分かりますが、これは実話だそうです。 本の好きな人にはたまらない、素敵な話だと思いますが、 本が苦手な人たちには、大して面白い内容ではないと思います。 読み語りとかで使うなら、4年生以降がいいかな。 読む時は、くれぐれも『いい本だから』と強制しないで、普通に物語だけが心に残るお話の仕方をしたいものです。
投稿日:2010/11/07
アメリカ・カリフォルニア大学学長だったトマス・リベラ氏の実話に基づく作品。 図書館司書の役割の大切さがよくわかります。 テキサスの移民労働者の息子のトマスは、移動先のアイオワ州で、 図書館を訪れます。 そこで、トマスを導いてくれた「図書館のおねえさん」とのやり取りが描かれます。 この「図書館のおねえさん」は、言うまでもなく、図書館司書。 彼女の導きはまさに見習いたい限りです。 そして、トマスが、本の世界を楽しむ様子がしっかりと描かれていて、 嬉しくなりました。 また、そんなトマスの読書への下地を作ったのが、おじいさんのおはなし。 これはまさに、ストーリーテリング(語り)ですね。 本の世界の楽しさを子どもたちに伝えてくれるとともに、 大人たちにも、「子どもたちを本の世界に導くヒント」を与えてくれそうです。 テキサス州出身ということで、ときおりスペイン語も出てきます。 スペイン語を学んだ私としては少し、嬉しかったです。 できれば、正しい発音で紹介してあげてほしいです。
投稿日:2010/03/29
モーラさんはメキシコ移民の祖父母の影響を受け、スペイン語を第一言語とするアメリカ西南部の貧しい人々をモデルにした作品が多い方だそうです。 この作品も実在の人物トマス・リベラ(カリフォルニア大学バーサイド校学長を務めた方)の実話です。 トマスは、1935年、テキサス州クリスタル市に生まれました。 両親は移民労働者(雇われ農業従事者)でしたが、こどもたちの教育にとても熱心でした。 毎年、夏の間テキサスから1000キロも離れたアイオワの農園に、家族で移動し働きに行きました。 両親が、トウモロコシ畑で収穫作業をしている時のトマスの楽しみは、弟のエンリケと遊ぶことと、おじいさんのスペイン語のお話しを聞くことでした。 おじいさんの話も尽き、「図書館に行って、新しいお話しを教えてくれ」と促され、トマスは町の図書館へ…。 素晴らしい出会いです。 身なりも粗末で、図書カードも持っていないトマスに、水(暑い地方の暑い季節ですから)と本を提供してくれた図書館員のおねえさん。 足繁く通うこの少年の貪るように本を読む姿に、きっと感じるものがあったのでしょう。 彼女の図書カードで、貸し出しも許してくれるところで、ジワーッときました。 そしてさらにトマスへの素晴らしい時間をくれました。 声を出し読む事の大切さ。 人に伝える(教える)作業が子どもにもたらす、大きな能力。 本当に素晴らしい司書さんです。 ラストの別れのページも、胸にしみ入るお話しでした。 後書きとトマスさんのお写真を見て、新たなる感慨を持って本を閉じました。
投稿日:2010/03/17
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