なんだか妙なコンビのお医者さんと看護婦さんで、読む前からどんなお話なのかとわくわくしました。
このへびの看護婦さん、なかなかの働き者で、その処置の仕方は驚きの連続でした。注射はまず、へびの看護婦さんが自分の薬を口に入れて、患者さんにするどい牙で噛みついて行います。さらにお腹が痛い患者さんには、へびの細くて長い体を活かして、直接患者さんの口から中に入ってどこが悪いのか自分の目で見て調べるんです。
実はヘビの看護婦さん、前からお医者さんをやってみたかったらしく、一日だけさるのお医者さんと立場を逆にして診察を行うことになりました。
それからの展開もハチャメチャの連続で、親子で爆笑しながら読みました。新井さんの絵がこのお話にぴったりなところも、さらにこの話を面白くしていました。
久々によく笑った絵本でした。
「さるのせんせいとへびのかんごふさん」という本もあるようなので、こちらもぜひ読まなきゃです。