主人公は、この絵本の作家であるキャロル・オーティス・ハーストさんの父親です。
彼は若いころから石ころが好きで、いつでもどこでもどんな時でも、石ころに対する情熱を失わない人でした。
周りの人は、
「あいつは、ポケットにも頭の中にも石ころが詰まっているのさ」
と言うけれど、彼は気にしませんでした。
本当に、彼は石ころのことばかり考えていたし、ポケットには常に石ころが入っていたからです。
周りにとっては何の価値にもならないように思えることでも貫き通すと、それに気付いてくれる人が現れ、力になってくれるようです。
夢を追いかけているけれど周りには理解されずにいる人たちや成果を上げられずにいる人、そしてあきらめそうになっている人に、ぜひとも読んでいただきたい絵本です。