「たからばこ」 ママの声

以前福田岩緒さんの作品を読んだ事があり心に残っていてこの絵本も福田さんが絵を担当していらっしゃったので選びました。主人公達が持っている宝箱は主人公達が今迄に大切に集めた物だという事がひしひしと伝わってくる絵本でした。シンプルに赤と黒だけで表現してあるにもかかわらずとてもセンスよく感じました。特に女の子の箱は凝っていて可愛らしかったので私も真似したいくらいでした。ワクワクしながら読み進める事が出来ました。娘も集中して聞く事が出来ました。

このお話は昔皆が子供のころには誰しもがもっていたっであろう「宝箱」についてのお話でした。私ももっていたし、もちろんうちの子ももっています。このお話ではたぬきの子とウサギの子の宝箱が紹介されていたのですが、うちの子はたぬきの子の宝箱が気に入っていました。その宝箱の中の貝殻と石を自分の広告の切り抜きと交換してほしいな〜って言っていました。

「たからばこ」という響きに惹かれて手に取りましたが、ごめんなさい、私には良さが分からなかったです。宝箱の中から、宝物同士を交換したりする姿は、子供には皆あるような経験で、懐かしい気分にもなりましたが･･･もうひとひねり欲しかったかな。

ちょっと私としてはオチがなく？？って感じの絵本でした。
でも、娘は「たからばこ」というものを、多分この絵本を通じて初めて知ったと思います。
結構気に入って「たかばこ、たかばこ」とかいってるので、何か箱を作ってあげようと思いました。
子供の純粋な会話を覗いているような絵本です。

うさぎさんとたぬきさんがお互いの宝箱を見せあいます。それぞれ見ると、「これが・・」と思うような細かいガラクタのようなものばかり。でもお互いに気に入っている物を一つづつ交換しました。人から見るとどうでもよさそうな物でも自分にとってはとても大切なものってあるな〜って懐かしい気持を思い出しました。子供達もよく「なんでこんな物を拾っていつまでもとっておくんだ」と思うようなことをよくします。でもこれってすごくすばらしかった事なんだなって、子供達のかわいらしい気持を感じれたきっかけになった、絵本です。

うさぎちゃんのたからばこはキャンデーが入っていた
箱で、開けるととてもいい香りがします。
うさぎちゃんはたぬきちゃんとたからばこのみせあいっこを
します。
それぞれの宝箱にはいろいろなものが入っていました。
娘はこれは何？と１つ１つ私に聞いてきました。
そして、うさぎちゃんはたぬきちゃんと宝物を１つ交換。
帰り道、もみじをひろったうさぎちゃん、また１つ宝物が
増えたようです。

うさぎちゃんとたぬきちゃんがお互いの宝物を見せっこするの。うさぎちゃんの宝物はあかいきれいな箱にはいってる。どんぐりやリボン、ビー玉など。たぬきちゃんのたからものはまあるいかわいい箱にはいってる。貝殻、こまに竹とんぼ。うさぎちゃんはビー玉を・・たぬきちゃんは貝殻を交換したよ。見せっこたのしいね。