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五味さんがおくる季節の絵本。シリーズの中の「冬」がテーマ。 まずページを開くと、高い山のてっぺんから雪のかけらが風に飛ばされている絵。 この作品の主人公は北風のようです。 作品全体のバックは灰色で、いかにも寒そうです。 1つ1つのページに言葉は少なく、風と一緒にその世界をかけているような気分になりました。 長い物語を読んだちょっとした息抜きなどに読んであげるといいかもしれません。 ただ、こういう作品は単純なようでいて、奥が深いので、あまり小さいお子さんたちの読み聞かせにはお薦めできません。読み聞かせ等で使うなら、小学校中学年以上のお子さんたちから。
投稿日:2014/05/30
雲をこおらせ、波をこおらせる冬の風に大人は肩をすぼめてしまうのですが、子供にとっては友達のようです。 冬の風を使って凧をあやつる少年の顔がいいです。冬の風と真剣勝負をしているようです。 左から右へ流れるような絵に、風の動きを感じました。空の色も冬の色で、さびしいです。はげしい波の音や木の葉の舞う音が聞こえてきそうです
投稿日:2007/12/13
図書館で借りました。 同じシリーズの「春」「夏」「秋」「冬」どの絵本もそれぞれの季節を良く表していますが、ストーリーはこの「冬」が一番面白いと思いました。 遠い場所で北風が生まれて、いろいろなものに出会い、影響を与えながら長い旅をし、最終的に私たちの身近なところまでやってくるというお話です。 とても良い絵本だと思いますが、凧揚げも知らない2歳3ヶ月の息子には少し難しいみたいです。 このシリーズはもう少し子どもが成長してからまた楽しみたいと思いました。
投稿日:2007/06/13
風が、いろいろなところを通り過ぎていくお話なんですが・・・。 読んでいけばいくほど、寒くなってくるような・・・次はどうなるのかわくわくするような・・・そんな感じでした。 子供たちも、次々に出てくる冬の風景に、ぶるる!と身震いしつつ見ていました。 そして、最後のページ。 思わず「おぉ!そこにいくのね!」と声を上げてしまいました。 冬の風に乗せる凧。 そして、思ったことは・・・。 「今年、凧揚げしなかったなぁ〜・・・」 でした。 いろいろなところを回ってきた風が、うちの前を通り過ぎていくんだと思うと・・・感慨深かったです。
投稿日:2007/04/13
表紙から冷たい風が感じられます。 氷の国で生まれた風は、しろふくろうを、トナカイを、海を、山を越えて・・・。 行き着く先はさすが五味さん!です。 とにかく、ページをめくるたびに風の動きが感じられます。 風さん、ありがとう!
投稿日:2006/01/19
氷の国の深い谷からうまれた風が主人公。 雪の原を吹き抜け、海を渡り、山を越え、町まで吹いてきます。 とても寒そうな感じが伝わってきます。演歌の世界の日本海ってとこでしょうか? 風に勢いが感じられ、命があるかのよう。すごく寂しげなつめたい冬がイメージされます。
投稿日:2004/02/03
冬の風の絵本ですね。 タイトル通りに冬をよくあらわした絵本だなと思います。 冬というより春に読みましたが、冬の寒さをよく感じました。 漢字も使われていて、文は短いですが対象年齢は少し大きい子なのかな? 読み仮名は振られています。
投稿日:2018/02/18
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