ふんわりと春の訪れを感じるような絵本です。
街の団地住まいなのでしょう。自分の名前の由来にもなっている桃を見た事がないももこに、桃の林を見せようと思い立つところから始まります。
「団地やからって桃の木ぐらい、住宅街の庭とかに生えてるやろ」
「桃の木ってどんなん?」^^;
ついこの間までももこと同じ境遇だった娘の返事でした。
狭い家でネコと共同生活だったため、内裏雛さえ飾れなかった我が家。今年は晴れて七段飾りして桃の木も見に行こう。
何気ない家庭と何気ない出会い、だけど一日興奮しちゃったね〜!という楽しい思いが伝わってくるような、そんなちょっとした絵本です。