桂米朝の上方落語・兵庫船・小倉船より、と副題があります。
『じごくのそうべい』のメンバー、軽業師のそうべえ、歯抜き師のしかい、医者のちくあん、山伏のふっかい。
またまたこの4人が出会うと、行く先々でハプニング発生というわけです。
大勢の客を乗せた帆船が出港しますが、道中で動かなくなるのです。
ふか(サメ)の仕業と踏んだ船頭さんたちに、いけにえにされ、
海に放り込まれた4人。
何とか逃げることができたのですが、ふと目にしたのが竜宮城。
なぜか歓待されたものの、実はふかの化身だったのです。
すんでのところで逃げ出せた4人が次にであったのが、浦島太郎と乙姫様。
ふかの化身によれよれにされた浦島太郎を、4人がお得意の技で復活させます。
さながら浦島太郎とのコラボのおはなし。
そして、ふかは、さながらジョーズ!
今回は、晴れ舞台を浦島太郎さんに譲った、というところでしょうか。
もちろん、落語ですから、ラストにかけてはオチもあります。
海の描写がやはりダイナミックですね。