「落ち葉」 ママの声

『くだもの』や『たんぽぽ』など、平山和子さんの写実的なイラストが好きなので、こちらもよみたいと思いました。
よく観察してみると、落ち葉ひとつひとつ表情が違っていることが分かります。
身近な落ち葉が、こんなにも美しいのかと感動しました。
紅葉狩りに出かけたくなります。

とにかくイラストが上手ですばらしく、大人が見ていても見応えがあるといいますか、落ち葉のリアルさを感じます。
絵本のよさは、イラストからもたくさんのものを感じられることも、絵本の醍醐味の１つだと、改めて感じられる絵本でもありました。
秋にもぴったりな１冊ですね。

落ち葉の写真とその落ち葉に魅せられた画家の平山栄三さんが描いた落ち葉の絵をまとめた絵本です。
１つ１つの落ち葉、写真にとられた森の紅葉の風景は、どれも美しいものばかりでした。
平山さんが見つけて描いた落ち葉がどんなところでどんな風になっていたという説明的な文章で、
これまでご夫婦で作られてきた小さいお子さんにもわかるようなタイプの絵本ではありません。
1ページ描かれている文章量も多いので、小学校の高学年以上の方向けです。

本当にとても細かい写実的な描写で、見ごたえがありました。