「しっぽ」 ママの声

素晴らしくて溜息が出ます。とにかく自然に接して生きている二人らしさが全面に出ていると思いました。きゅうりでできたワニなんで想像したこともありませんでした。花も葉っぱもとにかく自然界の物を総動員してあり、ため息が出るほど素晴らしいです。馬の尻尾はハエのためなのか。熊の尻尾は木に登るために小さかったのか。と絵本なのに私の知らない事ばかりでした。私の頭がいかに固いかを思い知らされました。周りにある自然の物を使って何かできないかなと、創意工夫する力を養える絵本だと思いました。国を超えて絵本の製作が行われたかと思うと感動はひとしおでした。モグラの尻尾の少し曲がった感じのところはとてもかわいらしく思いました。ライオンのたてがみも色がとても鮮やかで目を見張りました。じっくり時間をかけて眺めたい絵本です。素晴らしいです。

この絵本の動物たちが、お花とか野菜とかで描かれていました。うちの子も私もこの絵にとっても感動しました。一種のアートのような絵本で目の保養になってよかったです。カイト君とニックおじさんのやり取りもステキでよかったです。

押し花は、確か小学3年生のときにした以来で、その後自分ですることはもちろん、こういう芸術作品として見ることもありませんでしたが、この絵本を読んで、すっかり押し花の魅力に惹き込まれました。

花だけではなくて、キュウリにレンコン、ぶどうにメロンといった野菜や果物までが愛らしい動物達に大変身しているのに驚きました。
息子は、花の名前は中々分からなくても、普段食べている野菜や果物ならすぐ分かるので、クイズに正解して喜んでいました。

また、物知りおじさんと好奇心旺盛の子どもの会話で進んでいくお話は、いろんな動物たちのしっぽについての豆知識を自然と楽しく学ぶことができて、息子はもちろん、私もとっても勉強になりました。

自然をこよなく愛しているC.W.ニコル氏と
押し花アーティスト杉野宣雄氏のコラボレーション作品です。
すべてのページの絵が花や野菜や葉っぱでできているのです。
とってもナチュラルなやさしい絵です。
何の素材を使って作ったかクイズ形式になっているのですが、
なかなか当たりません。
意外と花や葉の名前って知らないんですよね。

イラスト担当の杉野宣雄さんは、日本の押し花界の第一人者です。
そして、もちろん作者のニコル氏は自然をこよなく愛している作家のひとり。この絵本はそんなお二人の自然に対する優しさがあふれた素敵な絵本です。
ストーリーの他に、そのページそのページに登場する動物たちが、押し花や野菜などで作られており、クイズ形式になっていて、最後のページにその答えが書いてあります。
いろいろな草花や野菜を使って表現されているので、そちらを推理することでも楽しめます。
いろいろな動物のしっぽのこと、勉強になりますよ。