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かさをささないシランさん」 ママの声

かさをささないシランさん 作:谷川 俊太郎
絵:いせひでこ
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,282
発行日:1991年
ISBN:9784652042106
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,724
みんなの声 総数 21
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  • 無関心は罪なのか?

    何かを訴えかけるような、そして挑発をしているかのようにも見えるタイトルのデザインが目を引く本です。デザインは杉浦範茂さん。

    ごく普通の恵まれた暮らしをしているシランさん。そんなシランさんがかさをささない罪で憲兵に拘束されます。

    平穏な日常から急転直下、自由のない世界へ。こんなことがあったら本当にこわいです。

    薄い絵本なのに、訴えかけるインパクトがあります。シランさんのように遠い世界で起きていることに無関心であることは罪なのでしょうか?冤罪になった時の身の処し方はあるのでしょうか?読んだ後も心のざわざわが止まらない後を引く本です。

    投稿日:2018/08/02

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  • 無関心の恐ろしさ

    世界では理不尽な理由で、つらい目にあっている人たちが大勢いる。みんなは、他人事として受け止める。また、自分には何もできないと諦める。情報化社会で何を信じてよいのかわからない時代だが、無関心の恐ろしさを、ストレートに描いた衝撃の絵本。

    投稿日:2022/06/14

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  • ショック

    シンプルな文字だけの表紙が気になり、手に取りました。
    「ルリユールおじさん」を描いたいせひでこさんの絵というのも、タッチが違うように思えます。
    内容は、なんともショックな内容でした。
    素敵なシランさんが、「かさをささない」という理由で、人と違う考えを持つ人だからと牢屋に入れられてしまう。
    そんな、理不尽なと思うけれども、今まで関わった周りの人も、次第にシランさんを忘れていき…
    読み終わった後、表紙をみかえし、シラン=「知らん」なんだとわかって、恐ろしくなりました。

    投稿日:2020/07/16

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  • 難しいけど、伝わってくるものがあります。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    この絵本の発想はものすごいです。
    そして、この作品を作られた谷川俊太郎さんは、やっぱりすごい方ですね。こういう難しいテーマを、ちゃんと形にしてしまうんですから!

    『アムネスティ・インターナショナル』という団体が、この作品の発起人です。
    谷川さんはこの団体に依頼を受け、賛同されてこの作品を手掛けられたそうです。

    とてもインパクトのある表紙絵とタイトル、内容的には小学校高学年以上のお子さんたちなら、何とか理解できるものであると思います。

    こういう『絵本』という媒体で、子どもたちにこの団体の活動、「罪もないのに囚われている人たちに国境を越えて手紙を出そう」という趣旨がきちんと伝わったかどうか、少々疑問が残ります。
    「罪もないのにその国の牢屋(政府)につかまっている」ということは、他人や他国から見ればまったく『悪いこと』ではないけれど、その国や地方、政治にとっては『悪』になるからつかまっているわけで…。
    ということは、「悪いことだとは思えないことで捕まっている」という設定そのものが、まだ年若いお子さんたちには、難しい気がしました。

    ただ、見知らぬ国の無実の人に手紙を書くことで、何か少しでも小さな幸福をもたらすなら、それはそれで素敵だと思いました。

    投稿日:2012/09/10

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  • 本当にこんなことが。。。

    • あんにょんさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子15歳、男の子10歳

    六年生の読み聞かせにと、探していたときに、作者の名前を見て手に取った本です。
    アムネスティの活動を知らなかったので、本を読んでみて衝撃でした。
    優しいタッチのいせさんの絵とシランさんの平凡な毎日、、、
    それが次のページをめくったとたん、、、
    いったいなにがおこったの、、と。
    理不尽な権力、無関心と心ない言葉の怖さ、、、。

    でも世界のどこかには、きっとあなたのことをわかってくれる人がいるんだよ、君たちにはその1人になって欲しいな、、、。
    そんな気持ちを込めて読みました。

    投稿日:2010/11/11

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  • 本当にそう思います

    “ほんとうに おそろしいのは
    どろぼうでもない、
    ひとごろしでもない、
    ひとのあたまにかくれされた
    <かんがえ>というものだ”

    この一文を読んだ時 本当にそうだと
    何か心に突き刺さるような鋭さを感じました。
    この谷川さんの鋭い文章にいせひでこさんのイラスト。
    さらに怖さが増大します。

    どこかの国で起きている理不尽な戦争などは
    決して対岸の火事だと思ってはいけない。
    そう思わせてくれたすばらしい絵本だと思います。

    投稿日:2009/06/12

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  • 無関心という怖さ・・・

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    アムネスティー・インターナショナルには、すてきな安野光雅氏のはがきがあり、他にもCardとか購入し、微力ながら協力していました。
    同封されてくるパンフレットを読むと、本当に自分のしていることは、微力すぎるなぁ・・・と思いながら。

    いせひでこさんの絵ということで、気になって図書室にリクエストして、今日届きました。

    重いです。

    非常に考えます。

    思春期に読んだら、どういう風に感じられたのか・・・

    息子にも薦めてみようかと、思っています。

    投稿日:2009/05/26

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  • 冤罪を作るのは、人間。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    息子の中学校図書室にありました。
    気になる絵本だったので、公立図書館で借りました。

    仕事は有能、人望も厚く親切な青年、シランさん。
    ある日、突然投獄されてしまいます。
    《みんなと違うことをした》という罪で。

    何十年か前には、きっと日本にもあったこと。
    そして、今も無いとは言いきれません。
    世界に目を向けたならば、独裁者が、組織が・・
    明らかに同じようなことを行っているのでしょう。

    知ろうとしない者、知っているのに無関心でいる者が、
    そんな冤罪を作り出すことに荷担しているのです。

    なぜ、中学校図書館にこの絵本があったのか、よくわかりました。

    息子に読んで聞かせました。

    「かさをささなかっただけなのに?」と、実感が湧かない様子。

    「図書の貸し出しが始まったら、自分で借りて読んでみなさい」と言いました。
    まず、知ろうとすることから初めて欲しいと思います。

    投稿日:2009/05/07

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  • 知らんさん

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    ちょっと怖いお話だと思いました。
    みんなと違うことを考えただけで敵とみなされ、牢屋に入れられるシランさん。
    現実、傘をささなかったからという理由で囚われることはないと思うのですが、それに似たようなことはあるかも・・・と考えてしまいました。
    周りとちょっと違うことをしたりすると、それだけで目を付けられる。
    何かあったときに真っ先に疑われる。
    そういったことは、この今の社会でもあると思います。

    このシランさんの名前。
    「知らん」からきているのでしょうか?
    傘を差すことがこの国では常識だということを「知らん」だった彼。
    捕まる前には、世の中の様々な苦しみ、無実で囚われる人がいることの理不尽さに、まさに「知らん」だった彼。
    「知らん」の怖さを見せ付けられた思いです。

    深く考えさせられる絵本でした。

    投稿日:2009/03/24

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  • 心をひりひりさせながら考える

    • ぴょ〜んさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子4歳

    絵本を読むときは、愉しさや感動をもとめている私ですが、この本は、ちょっと違う。
    好んでは読まないけれど、時にはこういう絵本も読んでおくと
    私のあっさーい思考に幅と深みを与えてくれる。
    いつか私の子どもたちにも、このような本をよみ、心をひりひりとさせながら、
    いろいろなことを自分で考える体験をしてもらいたい。

    投稿日:2008/10/14

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