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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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かっぱどっくり」 ママの声

かっぱどっくり 作:萩坂 昇
絵:村上 豊
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2000年
ISBN:9784494003587
評価スコア 4.7
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  • ごろべえさんと一緒に騙されました

     村上豊か先生の絵の民話や昔話を好んで読んでいます。

     かっぱと言えば、いたずら好きで加減を知らぬ困った君が多いようです。
     このお話のかっぱも、きゅうり畑は荒らすは、地蔵さんをひっくり返すはやりたい放題。
     主人公の働き者のごろべえさんが、川で愛馬のあおを洗っていたら、あおの尻尾をつかみ川へ引きずり込もうとします。
     このいたずらに捕まえたかっぱを木に逆さ吊りにします。
     優しいごろべえさんは、気味の悪いかっぱの鳴き声に弱り果て許してやることに・・・。
     放してもらったお礼にとかっぱが持ってきた、そこなしの酒どっくり。
     働き者のごろべえさんをすっかり変えてしまいます。
     その様子に喜ぶかっぱに、やっぱり性悪だぁ〜!と憤慨した私。
     ごろべえさんと一緒に騙されました。

     お酒は怖いな〜って、思います。
     溺れるごろべえさんを正気に戻してくれたのは、愛馬のあおでした。
     シャキッとなったページで、『かっぱの思う壺にはまる人間ばかりじゃないわよ』と、妙に肩入れして読んでしまいました(笑)。
     息子は「かっぱって賢いな〜、随分手の込んだ仕返しをするんだな」と変な感心の仕方をしていました。

    投稿日:2010/09/29

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  • ごろべえと あお

    カッパはいたずら好き?ということで、このお話もあばれんぼうのカッパです。逃がしてやったカッパが、お礼をもってきたときはアレッと思ましたが、カッパには考えがあったんですね。でも、あおとごろべえのきずなの強さに、しみじみしました。動きのある絵が、おもしろかったです。あおにいっぱい稲をつんだシルエットの、最後のシーンがいいなと思いました。

    投稿日:2020/11/10

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  • これは面白い

    カッパの登場する昔話は、他にも多くありますが、これは面白かったです。
    一ひねりも二ひねりも、きいている感じがします。

    カッパの恩返しで「めでたしめでたし」となりそうだったのですが・・・この「お宝」が曲者でしたね。

    カッパのずるがしこさや人間のだらしなさも見られる、非常に面白いお話だったと思います。

    投稿日:2013/10/11

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  • 予想外の展開

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    民話の特徴が盛り込まれています。

    カッパの恩返し?
    いえいえ・・・違うんです。

    いろいろなカッパのおはなしがありますが、このおはなしの主人公は実はごろべえさんで、馬の「あお」は、助演賞をあげたいくらい、いい活躍をしています。

    人間への警告も含めてあると思われます。

    村上豊氏の絵もなんともあじがあって、このおはなしには、ぴったりです。

    投稿日:2009/09/18

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  • ごろべえさんの勝ち!?

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    働き者のごろべえのあお(馬の名前です。)が 河童に川へ引きずり込まれそうになります。
    ごろべえは村の衆と一緒になって 寸でのところであおを助け
    河童を捕まえ 縛り上げました。
    逃がしてくれることと交換に じろべえは河童の宝の徳利をもらいます。
    この徳利は 酒が尽きることなくどんどん出てくる 大酒のみにはたまらない不思議なものでした。
    「でも 徳利の底を3回叩くと出なくなりますが そんな事は忘れてくだせい。」
    と河童は言って帰っていきました。
    そんな徳利をもらって じろべえさんは案の定仕事が手に付かなくなってしまいました。
    でも…あおに促されて荒れ放題になった自分の田んぼを見渡し ハッと我に返りました。
    そして 徳利の底を3回叩いて 元の働き者のしろべえさんに戻りました。
    そんなじろべえさんを見て 最後に河童が「こんなはずじゃなかった。」 
    と言います。 ちょっとイタズラで皮肉屋の河童らしさが感じられます。
    じろべえさんの大逆転一本勝ちといったところでしょうか。

    民話ですから 昔の人々は このお話を語ることで
    「川に近づくと危ないよ。」とか
    「サボってばかりいると 仕事がたまってしまいますよ。」
    なんて事を 子供たちにそれとなく教えることが出来たのでしょうか。
    語りから絵本という風に形を変えていますが 
    いつの時代も子供達を守り 真っ直ぐに育てたいという親の気持ちは
    変らないんだな…と感じました。

    投稿日:2006/10/30

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  • 大切なことがたくさんつまっている民話

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子10歳、女の子5歳

    鳥越信さんと松谷みよ子さんの監修による、民話シリーズの一作です。
    民話って、その地方地方に生きた人々の暮らしと、切っても切れないお話が多いんですよねー。
    今回の河童のお話は、作者が住む神奈川県川崎市に昔から伝わるお話を元にしたそうです。

    この河童は大変いたずら好きで、みんなは大変迷惑していたのですが、ある日、ろくべいの馬に悪さをしていて、村の人たちにつまかってしまいます。
    ろくべいの家の近くの木に吊るしたはいいものの、ヒンヒン泣くのがうるさいやらかわいそうやらで、ろくべいは「悪さをしない」という口約束をして、河童を離してやります。
    そのお礼に、河童は後日、いくらでも酒の出る「河童どっくり」というとっくりをろくべいに与えますが…。

    お話も面白くて、ぐんぐん惹かれていきますが、この絵本の素敵な所は、挿絵!村上豊さんの妙に愛嬌のある河童やろくべいの顔や動きがとてもよかったです。
    あぁ!もちろん影の主人公ともいえる馬の「あお」もよかったですよ。
    今の子供たちは、同じ絵本でもあまり民話とかに手を出してくれませんが、生きて行く上で勉強になる教訓や警告がたくさんつまっている民話を、たくさんの子供たちに読んでもらいたいと思います。

    投稿日:2005/06/06

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