4歳の息子が書店で一目惚れし、購入してきた絵本です。
きれいな水色をバックに可愛いおうちの絵の表紙。
中を開いても、細かいところまで色彩に気を使った
素朴な絵がとても素晴らしいです。
夏にはひなぎくの花が、秋には真っ赤にそまる木々が、
そして夜にはお月様が見えるいなかにある小さなおうち。
ところが年月を経ていくうちに、周りには自動車が、
家々が、ビルが、電車が、地下鉄が、できあがっていき、
お日さまの光も見ることができなくなった小さなおうち。
人々の暮らしが豊かになっていくにつれて、
こういった自然がどんどん消えていっていることを、
思い知らされた一冊です。
ちょっと長いですが、文章は難しくありません。
4歳の息子にとっては読み応えがあり、
お気に入りの一冊となっています。
何回も何回も読む度ごとに理解が増していっているようです。