「はやくおおきくなりたい」 ママの声

３歳息子と読みました。息子はずーっと子供のままでいる！と言っていて、この絵本の主人公とは正反対です。子供の頃は早く大きく、大人になりたい、と思っていても、親の立場になったら、ゆっくりでいいんだよ?と強く思います。子供の子供でいられる時間って本当に限られていますからね。

幼稚園の子供に読んだのですが、小学生になってからのほうが理解しやすい内容だったと思いました。
文章も、少し長かったですしね。
絵の担当は、やなせたかしさんです。
ちらっと、アンパンマンも登場していて、思わず「クスっ」となりました。

やなせたかしさんの絵ということで手に取りました。
物語というよりも詩という感じで、テンポよくリズミカルに読めました。読み聞かせをしていても心地よかったです。
５歳の娘には比喩やいいまわしが難しかったのか、詩という形態に慣れていないからなのか、どういう意味？と尋ねる場面が多く、最終的に「で？」で終わったようでした。
しかしながら、いろんな形態の文章に触れてほしいという思いがあり『詩』としては読みやすいであろうこの絵本を娘には読んでほしいなと思います。　
親のわたしの目から見ると、娘の成長と重なる場面も多く、心に響きました。

4歳3ヶ月の息子に読んでやりました。沢山食べて早く大きくなってほしいと願う息子にと思ったのですが、あまりにも漠然とした詩のようであまり息子には理解できなかったみたい。私でもどうしてこう話が広がっていくのかちょっと理解に苦しみました。最後になんとか大きくなりたいとしめてますが、強引かな？とも思えますが、大きくなりたい理由もイマイチ説得力にかけています。あまりお勧めできない一冊です。