スイーツ大好きな人なら、題名でまず惹き付けられますね。
そして、ん?「フルーツタルト」さん???
変な擬人化がされていないか、不安だったのですが、
表紙の、華やかなスイーツの世界に一安心、これなら期待できそうです。
そして、すぐに、背後のゼリー君に気付きました。
あ、このゼリー、プルプル感とクリスタルなところが素敵と思ったら、
このタルトとゼリーのスイートなおはなしでした。
そう、タルトって、デコレーションが魅力的です。
そこで、このフルーツタルトさんは、デコレーションを美容室で仕事としているという訳です。
そんなある日、出会ったのが、ブルーゼリー君。
二人は恋に落ちますが、両親は許してくれません。
さながらロミオとジュリエットです。
ところが、後半、思わぬ展開が!
なるほど、ゼリーの魅力がキラキラ輝きます。
シンプルなゼリーの魅力を発見!です。
この展開はお見事ですね。
最初はやや抵抗のあった擬人化ですが、ストーリーがしっかりしているので、
だんだんそれがチャームポイントみたいになってくるのが不思議です。
森の光景には、たくさんのスイーツがさりげなく配置されているのが面白いです。
ぜひ、隅々まで絵を楽しんでほしいです。