こぶたのポッキーは、お天気がいいので、お弁当を作って遊びに行くことにしたのです。
冷蔵庫の中身をのぞいて考え付いたメニューは、サンドイッチ!
まさしく、そのわくわく感が伝わってきます。
赤いかごにいっぱい詰めてでかけたものの、お友だちにサンドイッチを分けてあげて、
とうとう自分の分がなくなってしまうのですね。
これはちょっと複雑な心境で、共感してしまいます。
ところが、素敵な展開がありますよ。
登場するサンドイッチが、何よりとてもおいしそうなのですが、
極めつけは、材料のいちごの香りが香料印刷で表現されていること。
まさしくうっとりの甘い香りです。
ただ、少し香りがきついかもしれません。
最初のページから、その香りの気配がしていましたから。
でも、サンドイッチを作る時のわくわく感が丁寧に描かれ、
みんなの優しさも伝わってきて、とても嬉しかったです。