空の雲たちが互いにくっついたり離れたりしているうちに、二つの大きな雲になりました。
大きな雲たちは、突然の冷たい空気に、雪を降らせました。
その雪はどんどんつもり、一面まっ白な世界を創り出しました。
雪はその白さで様々な色を覆い隠し、一見、何もないように見えます。
でも。
おやおや?
足跡が、一つ、二つ、三つ。
もっと。
もっともっとあります。
そうです。
動物たちは、雪の世界で楽しく遊んでいるのです。
数ページ続いたモノクロの世界が、最後のページで色彩豊かになります。
何もないような雪の世界にも多くの動物が生きて活動しているのだということに、突然気づかされます。
おしゃれな絵本だと思いました。
お子さんから大人の方まで、幅広い年代の方に合うのではないかと思います。