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カガカガ ふしぎなことが いっぱいの とおいむかしのものがたり」 ママの声

カガカガ ふしぎなことが いっぱいの とおいむかしのものがたり 文:日野 十成
絵:斎藤 隆夫
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:2024年04月03日
ISBN:9784834014518
評価スコア 3.69
評価ランキング 47,027
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  • 出会った時びっくりしました。

    息子が選んだのですが、内容と絵にびっくりしました。石と鳥が結ばれるという発想自体驚きですし、神のお使いなのに、何をするのかを忘れてしまうし。読んだ後、息子は「お父さん、これ」と勧めていました。今まで会ったことがないような絵本でした。子どもの本って奥が深いと思いました。

    投稿日:2007/05/24

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  • ”不思議”が心に残る本

    初めて読んだのは小学生の頃でした。
    独特な絵と言葉の響き、世界観、すべてが不思議で、どこか不気味でもあり、忘れられなくなりました。
    初めて表紙を見た時は奇妙なカガカガという生物が怖くて好きになれず、それでも気になり読んでしまいました。
    物語の内容もまた奇妙で、恐ろしい気さえしました。しかし、きれい事や可愛いばかりの絵本とは異なるその本がそれ以来忘れられなくなりました。

    生き物やそのあり方など、固定観念に縛られることない世界観に、他者の言葉や一般論に引っ張られそうになる自分の概念を柔軟に見なおすきっかけにもなるかもしれない一冊です。

    投稿日:2018/07/20

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  • 神のお使い

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子19歳

    北アメリカ・インディアン、ウィネバゴ族のトリックスター神話に登場するワクジュンカガ像を基に、
    構成されたおはなし。
    石と鳥の子ども、カガカガは、ある日、神の使いで出かけます。
    長いへそ、長い尻の穴、見るからにへんてこりんな造形に唖然です。
    用件を忘れたり、出会った動物たちをだましたり、だまされたり。
    長いへそ、長い尻の穴も重要な役割を果たします。
    妙に知恵が働いていたり、間抜けだったり。
    でも、終盤には、壮大な創世記へと着地します。
    ワクジュンカガ自体が、少しお下劣な存在だけに、
    その発想が案外子どものツボにはまるかもしれません。
    斎藤隆夫さんの絵は、相変わらずデフォルメがすごくて、インパクト大です。
    好き嫌いが分かれそうなストーリーですが、
    神話の世界の持つエネルギーを感じました。

    投稿日:2015/03/30

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  • ストーリー展開に違和感

    北アメリカの先住民族の神話に関するお話のようです。

    昔、石は生きていて、話もしたし、子も産んだ、という流れ、
    意表をつかれた感じでした。
    カガカガという名前もなんだか不思議でしたが、その姿も不思議。

    カガカガに託された「神のお使い」が果たされるまでの愉快な
    ストーリーなんだと思うのですが、騙したり、騙されたり、
    そして刺し殺したりといった描写が多く、どうもストーリー展開に
    違和感があって、正直、全く笑えませんでした。

    「神のお使い」で、カガカガは最後にはちゃんと人間に素晴らしい
    贈り物をする役目も果たすのですが、その過程での出来事を思うと、
    ありがたみも半減してしまいそう。

    私が理解しきれていないだけなのかも知れませんが、このような評価となりました。

    投稿日:2011/04/20

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  • 3回目に読んで、やっとつかめてきました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    1回目=何度これは?という印象でした。
    話がよくつかめなくて、2回目=ストーリーは頭に入ってきたけど、この「カガカガ」って、結局なに?って感じ。
    3回目=読み終わってから、折り込み付録の作者の言葉を読んで、やっと話がのみ込めてきました。

    アメリカ・インデアンの神話をもとにした創作だったんですね。なるほど。
    読めば読むほど味が出て、面白いけど、あまり小さなお子さんに読んであげても、ちんぷんかんぷんで、面白くないかも。
    小学校の高学年以上のお子さんにお薦めします。

    真っ赤な三角の体に変な模様、箱に入れて持ち運ばないといけないほど長いおへそ、それから長い尻の穴って、しっぽのことでしょうか?
    などを持っているカガカガは、神様のおつかいだそうです。
    イラストを担当した斉藤隆夫さんの想像力に感服します。

    投稿日:2010/10/30

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  • 始まりの物語

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    子どもに寝る前に読んだ絵本として紹介されているのを見て、興味を持ち、
    読みました。

    娘と読みながら、そんなに笑えるところもないだろう、と思っていたら、
    沼におちたところや骨を掘り出すところなんかは、結構笑っていて、意外〜。
    ハゲワシを捕まえたところの表情なんかも、おかしいです。

    私は、カガカガが使命を思い出して、贈り物をする場面が特に好き。
    こうやって作物が生まれたのか、と考えると、楽しくなります☆
    ちょっと神秘的な体の形や模様も素敵です。

    投稿日:2008/06/23

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  • 不思議な絵にひかれて

    図書館で絵が気になったので借りてきました。
    家に帰りさっそく子供に読んでみましたが、
    絵も不思議ですが、お話も不思議。

    石と鳥の子供の”カガカガ”が神様のおつかいに行くのですが、
    何のおつかいだったか忘れてしまいます。

    最後まで読んでも「え?」という感じで消化不良。
    まずカガカガは長いヘソと長い尻の穴を持っています。
    途中で出会うハゲワシとのやり取りで
    尻の穴が活躍するシーンでは子供たちはゲラゲラ笑っていましたが、
    クマが殺されてしまうあたりから黙っていました。
    ドンドン話は進みますが子供の表情は微妙…。
    娘は「この黒いの(ミンク)が神様?」などと言っていました。
    息子は長いお尻の穴ばかり気にしていました。
    私はお尻の穴がこんなことになるなんてショックでした。
    個性的なイラストが不思議なお話にピッタリです。

    投稿日:2008/01/21

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  • ナンセンス絵本と思いきや…

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    図書館の中で 借りる本を吟味していた時
    隣の椅子で この絵本を読んでいた息子が
    突然小声で話しかけてきました。
    「これね…カガカガっていうんだけどね…
     お尻の穴でハゲワシを捕まえたりね
     自分のお尻の穴を食べちゃったりするんだよ。クククッ(笑)」
    ですって。
    「???」…の私。
    でも 家に帰り早速読んでみますと
    これが結構面白い☆
    お話がどこへ向かっているのか全く読めない楽しさ。
    リズム良く作られたお話。
    ナンセンス絵本と思いきや 
    実はインディアンの神話に登場するワクジュンカガが
    モチーフになっているようです。

    面白絵本が大好きなチビッコに是非読んで欲しいな。
    おはなし会なんかで読んでも とっても盛り上がるかも(笑)

    投稿日:2007/03/08

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  • 内容も絵も奇抜で・・

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    昔から伝わっている話かと思って読んだら・・創作の絵本でした。
    「石」と「鳥」の子供カガカガが神様のお使いをする話しです。
    絵は齎藤隆夫さんですが独特の風合いです。
    へびより長い「おへそ」とながいしりのあなをぶらさげているカガカガ・・
    いじわるされたはげたかへの仕返しにはこのながいしりのあなを使いました。
    そんなしりのあながほしいと言ったくまはだましていきなり殺してしまうなど、内容も「えっ!」と思う展開です。
    小さい子向きではないかも・・・?

    最後に知恵のあるミンクによってきりきざまれたながいへそ。「大事へそがこんなになって、何ができるんだろう」と泣き叫ぶと涙で湖ができ・・神様の言いつけを思い出したのです。
    ちいさいへそを「これはじゃがいもと呼ばれるよ」とじゃがいもをつくり「とれはトマトとよばれるよ」とトマトを作り・・
    神様からのお使いは「人間への贈り物」でした。

    今の世界を作ったお話だと思います。内容も絵も奇抜です。一度自分で手にとって見てください。子供たちもちょっとびっくりの絵本でした。

    投稿日:2006/06/27

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  • 間抜けな神の使い振りが笑えます

    • れんげKさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子5歳、男の子5歳

    アメリカ・インディアンのお話です。
    神に使いを頼まれた、カガカガ。
    何を頼まれたか忘れてしまい・・・・。

    初めから、何を頼まれたか忘れているのに、ほぼ、気にしていないかのように行動するカガカガが楽しかったです。
    うっかりすると、読んでいる私も、「忘れて」しまいそうで・・・。

    テンポ良く話が進むので、読んでいても楽しいし、読みやすくもありました。
    絵の不可思議さも手伝ってか、子供も、気に入ったようで、何度も読みました。

    かなりないたずら者のカガカガ。
    読んでいるこっちも、楽しくなってきます。

    投稿日:2006/04/13

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