原爆で死んだ少女。
トマトを待ちわびながら死んだ少女。
日常の生活と、それを一変させた原子爆弾。
トマトを待ちわびながら死んだ少女。
日常の生活と、それを一変させた原子爆弾。
トマトがとても象徴的に悲しみを訴えていると思います。
日常と地獄の落差の表現。
平和の象徴としての鳥。
とても素晴らしい絵本です。
言葉少なに、絵に込めた思いに圧倒されます。
1978年に出版された絵本だそうですが、1983年に大型本として改定されました。
その際に、2場面を加えたと言います。
それは、現代も飛び続けている鳥。
そして現代の大都会の風景。
平和への思いを現代に伝えたいという、松谷みよ子さん、司修さんの強い思いを感じました。