作者のバレリー・ゴルバチョフは、ウクライナ出身で、ソ連崩壊でアメリカへ移住して活動されています。
そのアメリカ移住した際の、最初の作品になります。
最近のとてもお気に入りの作者なので、見つけたときにとてもワクワクしました。
読後感は、やっぱりバレリー・ゴルバチョフの作品だから間違いなかったということ。
これだけ外れの少ない作者も珍しいと思います。
お話は、5匹の兄弟のこうさぎが寝ているシーンから始まります。
その中の一匹であるニックが、夢にうなされて、おかあさんを呼んで、夢の話をします。
その夢の話と絵が本当に楽しい展開で、おそらく誰しもが引き込まれてしまうとこ間違いなし。
このウィットに富んだ場面は、バレリー・ゴルバチョフならではのもので、たまりません。
何回も読み返してしまいました。
エンディングも心を打つもので、絶対にオススメの一冊です。