マーカス・フィスターの新作です。
言わずと知れた「にじいろのさかな」シリーズで知られていますが、我家でも大人気。
何と、「にじいろのさかな」シリーズは、既に全世界で2000万部突破だそうで驚愕の数字です。
パパとニルスは、2010年7月に「もっとおおきくなったらね!」が発刊されており、この作品は第2弾となります。
主人公のニルスは、カバの子。
ようやく歯磨きが1人でできる位の年齢という設定です。
その寝る前の、パパとの心暖まるやり取りを描いたものです。
最初に、ゾフィーのためにと但し書きがありましたが、マーカス・フィスターと末娘のゾフィーとの実話がかなりあるのではないかと思います。
読めば分かるのですが、どのシーンもあるあると頷けるものばかりのはず。
寝るなんて勿体無い、という子供の気持ちが全面に出ています。
でも、何と言っても良いのが、寝かしつけるために歌ってくれたパパが先に寝入ってしまうシーンです。
仕事で疲れたパパならではのシーンに、大いに共感できると思います。
親子の素敵な関係が、とても上手く描かれているので、是非、パパに読み聞かせして欲しい作品です。
普段から読み聞かせをするパパは、きっとこんな関係を子供と築いていることでしょう。