「あったとさ あったとさ
ひろい のっぱら どまんなか
きょだいな ○○○が あったとさ」
というどこか数え歌を彷彿させるフレーズで始まります。
とてもリズミカルで、これだけで読み聞かせの絵本としての基準は大きくクリア。
そして、登場する巨大なもの。
ピアノ、電話、扇風機等の日常的なものが、とてつもなく大きくなって絵本一杯に描かれていて、そこに子供100人がやってきます。
この非日常的な世界って、子供の空想とピッタリまっちするので楽しくて仕方ないようです。
のっぱらは、以前住んでいた北海道の美瑛を思い出させるもので、そこにきつねが出てくるのも、丁度良いアクセントになっていると思います。
巨大なトイレットペーパーは、牧草ロールのようです。
読み聞かせの絵本として、三拍子揃った極めて完成度の高い絵本だと思いますので、是非オススメします。