新しいゲーム機を買ったら古いものはいらないというエリカに、お父さんはおじいちゃんの家にいくように(命じ)ました。
そしてエリカは、おじいちゃんの働く工場に連れて行ってもらうことになりました。
おじいちゃんは、定年で最後の仕事の日なのです。
エリカはものを作る大切さ、大変さ、機械化が進んでもやはり職人芸が大事だということを学びます。
機械を作るための機会を作るのがおじいちゃんの仕事。
エリカちゃんには大きな発見がいっぱいありました。
重松清さんの初めての「絵本」です。
少し専門的な要素が強い感じがしたと思ったら、ある工作機械メーカーが社員とその家族にプレゼントしたいと、重松さんに依頼した作品だそうです。
「キサゲ」という特殊な作業。
少し大人の世界に入り込んだような気がしますが、エリカちゃんと同年代の子どもに向けてもとても良い物語だと感じました。