女の子が、次々と自分の食べ物や着ている物を困っている人に与えていきます。
淡々と話が進むので、両親を亡くした女の子が、どうしてそこまでするのか良くは分かりません。
困っている人たちというのは、女の子がどうするかを試している神様でしょうか?
ちょっと説教じみたお話でもあります。
女の子は次々と物を与えていき、自らは丸裸になってしまいます。
どうしてそこまで献身的なのでしょう。
暗くて怖い森の中、雪さえ降っています。
最後に星の銀貨を与えられ、幸せに暮らしたというまとめでホッとしました。
そのまま『天国』に召されてしまうのではないかと、心配してしまいましたから。
「なぜ?」という疑問が先に立ってしまうので、描かれた絵で微妙に印象は変わります。
坂本知恵子さんの絵は、何か象徴的で意味深さを感じました。