長新太さんなら納得してしまう絵本です。ゴム頭だからポンたろうは、ぶつかって飛んで行ってしまう・・・・・。野球のバットのような角だったからよかったけれど、当たる所がなくて下に落ちてしまったらもう飛ぶ事ができなくなってしまうので、読んでいておもわず応援したくなりました。強烈な色彩にも引きつけられます。はりねずみさんの優しい思いやりで針に刺さらないでよかったです。はりねずみさんが、コロリと上を向いた絵がとても笑えました。最後には、やっぱり「少し、お休みなさい」と母なる木に言ってもらえてほっとしました。やはり、おかあさんは子供のことを心配していると思いました。「すう−、すうー。」と安らかな寝息をたてるポン太郎に「ぐっすり、お休みなさい!」と言いたいです。