タイトルだけを見て、予備知識なしに読みました。
56歳の私は子供のころ
「キャンディキャンディ」が大好きだったので
名木田恵子さんのお名前は知っていました。
「月の貝」
東日本大震災 津波で失った大切なものを
幻想的に描かれています。
主人公は6歳の女の子。
私は阪神淡路大震災を経験しています。
当時30代半ばで 3人の子育て真っ最中でした。
比較的被害が少ない地域で
家族も無事だったのですが、
当時のことを 忘れることはありませんし、
大変な思いをされた方のお話を
身近に聞いています。
私は大人なので
この絵本を通して
東日本大震災のことを
決して忘れてはいけないと
心に刻むことができましたが、
この主人公のように、
まだ幼くて 親御さんを失った子供たちは
この絵本をよむことができるだろうか、
そのことを思います。
当事者と 第三者では受け止め方、
考え方が異なると思います。
でも私はこれを機会に
他の絵本も読んでいこうと思いました。