「としょかん」と「ライオン」という
全然結びつかない単語が並んでいるタイトルと
表紙の優しい絵に最初少し心がひかれました。
読んでみるとなかなか面白くて、
ライオンであってもルールを守るのであれば受け入れる、
という発想はとてもステキだなぁって思いました。
これは、つまり、
外見的要因のみでその人(この本ではライオンですが・・・)を
判断して排斥しない、ということなんですよね。
ライオンというのはやはり怖い存在、
そういう怖い外見の人がやってきたとしても、
その外見だけで判断してはいけない、
その人がしっかりとルールを守れるのであれば
どーんと受け入れようじゃないか。
そういう寛容な心ってとっても大切だと思います。
それともう一つ。
ルールを守るということはとても大切なこと、
それは大前提にあるのだけど
例外もありますよ、というところも後半で触れられていて
それもとっても大切なことだと思いました。
守らなきゃいけないことはある、
けれど、それ以上にルールを破ってでも
動かなきゃいけない時も世の中にはたくさんあります。
そういうことを教えてくれている絵本だと思ったので
子どもだけではなく、大人が読んでも楽しめる絵本だと思いました。