青・黄・赤の丸だけが描かれたシンプルな表紙に目が止まって、どんな本だろうと手に取りました。わあ、おしゃれ!面白い!と即、購入。一目惚れしました。なるほど、フランス人の作家らしい本でした。
読むだけでなく参加できるところも気に入っています。こすったり、吹いたり、手をたたいたり・・・小さな子供からもできる行動で一緒に遊びながら絵本の中に入り込めます。「くりっくする」という言葉が、現代的で小さい子にわかるかなと初めは思いましたが、一緒にやればすぐ理解できますね。
1対1の読み聞かせに向いている感じがしますが、大勢の読み聞かせでも使えるんです。読み手が、こすったり、傾けたりしますが、聞いている子供たちも一緒にやってくれます。後半の手を叩くところでは一体感がでてより楽しいです。
単純な色と形だけの構成の絵本なのに、内容はぐーんと膨らんでいます。何回でも読んで、やってみたくなります。