なんて美しい絵本なんでしょう。
あの有名な「星の王子さま」の物語に、
葉祥明さんのイラストがぴったりで
感動のあまり、ためいきが出てしまいました。
星の王子さまの物語が好きで、
箱根の「星の王子さまミュージアム」を訪ねたことがあります。
この物語は、世界観が確立されているので
イラストによっては、そのイメージが壊れてしまう可能性もあるかと思いますが
葉祥明さんの 壮大でありながらも繊細なイラストは、
わたしの中の「星の王子さま」の世界を大きく広げてくれました。
原作の中から、印象深い文章が抜粋されており
その場面のイラストが、一枚一枚描かれています。
短い文章でも、
やさしくあたたかで、すこし寂しい「星の王子さま」の世界はそのままに
まるで一篇の詩のようで心地よいです。
音声にもクセがなく、非常に耳あたりが良いので
小さなお子さんも、英語に親しむきっかけになりそうです。
「英語絵本シリーズ第1巻」とあり、とても気になったので調べたところ
他の名作でも書籍化の予定があるとのこと。楽しみにしています。
今年の最後に、この絵本に出会えて良かったです。