「わたしも描く〜」「わたしも掘る〜」「わたしも洗う〜」「私もつくる〜」「わたしも食べる〜」「わたしも・・・」。聞く・見るというより、常に参加している娘の反応に驚いたことをよく覚えています。赤羽末吉異色のタッチが新鮮であることに加えて、実際の幼稚園教諭実践のおはなしということに興味を感じて買い求めましたが、あまりの絵に描いたような娘の挙動には正直笑いました。
おはなしが平面から空間を呼んで、その中で子どもらが自らの創造をこれでもかと楽しむことを経験するという凝った構成も、最後のおならの宇宙遊泳で「あーおもしろかった!」と娘のつぶやきを引き出しましたよ。合格でしょう。
個人的には「おしまい」ではなく「つづく」として欲しかったなあ。感謝。