チーズ はちみつ たくさんのおかし。
いなかのネズミが みたこともない ごちそうです。
「きみは まいにち こんなものを たべているのですか」
「そうです。きみも まちへ ひっこせばいいのに」
「すごいなあ。いいなあ」
(カバー表紙裏より)
イソップ物語・いなかのネズミとまちのネズミ
のお話ですから、
他にもさまざまな絵本が出ているとは思いますが
中でもこの絵本は特に素敵です。
キャンパス地に描かれた、いなかも、まちも、どちらも魅力的で、
お互いのすみかが自分に合わなかったときの微妙な表情が
イソップ物語の持つ面白さを引き立てています。
「きらくで のんびりした いなかのほうが やっぱり いいなあ」
と言って帰った いなかのネズミが最後のページにいますが、
なんとものんびりしていて微笑んでしまいました。
手元に置きたい一冊です。