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赤ずきん」 その他の方の声

赤ずきん 作:グリム
絵:バーナディット・ワッツ
訳:生野 幸吉
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\880
発行日:1976年
ISBN:9784001151275
評価スコア 4.78
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  • 森のなか

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     ドイツの森のなかって、こんな感じなのかなぁ。
    赤ずきんの話は小さな頃から聞かされて、みんな知ってる。
    でもね、お使いの先、森のなかはだーれも見たことない。
    木の匂い、草の匂い、風の音や鳥の声、
    それに獣の気配。

     えほんの素晴らしさは、お話を想像する風景が
    目の前に現れること。
    お話の声が、その風景にこだますること。
    ワッツの絵には香りや音、風までが吹いています。

     ちょっと酷なグリムのお話も、お花の影に隠れるかな。
    岩波書店に、感謝。

    投稿日:2019/05/07

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    1
  • 「岩波の子どもの本」シリーズ。
    60年代にスイスで出版されたものを翻訳した「赤ずきん」。
    森や山に囲まれ、本当に狼が出没していた「赤ずきん」の本場(?)の迫力が伝わる。
    昔風の絵は、最近の「子どもに好かれたい・売れたい・受けたい」という媚びた雰囲気は一切なく、真面目でやや頑なな印象を受ける。が、森の木や叢、狼などが生命力があり、背景だけでも物語がありそうな力強さがある。

    言葉も昔の絵本のやや硬い感じ、教育的な感じが面白い。丁寧なよい言葉だけを厳選し、フォントも教科書に載っているような明朝体風。大人びた印象だ。昔の絵本を見ると、時代の雰囲気や、今の時代の特徴がはっきり見えてくるので面白い。
    いつの時代にも、流行があって、将来を担う子どもたちに臨むことがあって、それを大人が造って絵本などの形で発信している。それらが感じられるようで、昔のひとと会話をしているような気がした。

    話自体は、今の赤ずきんとあまり変わらないが、最近の話だと、悪役に厳罰で臨まない方に向かっているという。狼だって生活があるのだから、悪者扱いされても困る。
    子どもを一人で猛獣がいる森に使いにやらせる母親もどうかしている。復讐の方法が残酷なのもおとぎ話の特徴だが、戦争に明け暮れた時代を経て現在があることを考えると、復讐に力が入るのは人間の習い性になってしまっているのかもしれない。
    将来の「赤ずきん」は、厳罰で狼に復習するのではなく、もっと知恵をつかって両者が共存していくような話になっていくのかもしれない。なんて。

    投稿日:2020/10/13

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  • 赤ずきんの体験が教訓に

    グリムの赤ずきんはたくさんの絵本があります
    バーナディト・ワッツはイギリス生まれで、グリムやアンゼルセンの絵本をたくさん描いています

    この絵本は赤ずきん原作の翻訳をされた絵本です

    絵も きれいで 見ていて楽しいです
    おばあさんが病気で一人で お菓子とワインをもって森の中のおばあさんの家まで行くのです

    森の中でオオカミに出会うのですが 赤ずきんはおおかみがどんなにおそろしいけだものかしりません

    赤ずきんは出かける前にお母さんにいろいろと 注意する事を教えられますが・・・ オオカミのことはきいいていませんでしたね
    寄り道しないこと(みちからはずれてあるかない)
    でもおおかみにであって うまくいわれて 綺麗なお花をおばあさんに持って行ってあげたいとおもうのです
    この気持ちは分かるような気がしますね
    でも・おおかみはだましておばあさんを食べ赤ずきんも飲み込んでしまうのです
    猟師に助けられましたね

    可愛い絵が楽しめる赤ずきんでした

    投稿日:2013/01/19

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