私が小さかったころ、記憶の一番古いところにある
絵本が、この「きんぎょがにげた」です。
毎月届く「こどものとも」のうちの一冊だったのですが
この本だけがひどく痛んでいて、他の本の100倍は
読んだ(読んでもらった)のであろうと思います。
一人で読んでも楽しいのですが、誰かに
「どこににげた?」と聞いてもらうのがたまらなく嬉しい。
何度も何度もせがむ私に、3歳年上の姉が飽きもせず
読んでくれたことを懐かしく思い出します。
息子が出来て、最初に買った絵本でもあります。
「どこににげた?」を待ちきれず
「ここ!」と嬉しそうに叫ぶ姿に、
私もこんな風だったのだろうなぁ、と
幸せな気分にさせてもらいました。