キャベツ姫というタイトルも表紙の絵も魅力的でした
エロール・ル・カインの絵はなかなか おもしろくきれいな色使いですね!
仮面の男の人がこのお話のナレーターなのでしょうか?
創作の劇を見ている様で すごくお話の世界のおもしろさが味わえる喜劇です
口うるさく 口の悪い王様 おきさきさまの優しさが対比されていて この時代は王様の権力はすごいものがあったのでしょう!
おきさき様の優しさが キャベツ姫を育てたのでしょうね、きっと!
王子様は 「イカレポンチめ。 あたまのなかみも、 くじゃくなみじゃ」という王様のせりふがありますが・・・・
くじゃくはそんな風にイカレポンチ? 喜劇の極みです。おもしろい表現が 日本とは違う シンガポール生まれの作者の感覚なんですね
しかし 笑いの壺は 同じところがあるのは 灰島 かりさんの訳のおかげかもしれません(喜劇のおもしろさが楽しめました!)
キャベツ姫の美しさ! 森の王様の息子王子と結ばれハッピーエンドなんですが・・・・
王様の悲しみが 伝わるのです! なんだか からまわりしているようで、 こんな王様が納める国はどんなかしら?
王様に使える家来たちも ブタの顔(おもしろい!) おろかな王様なのでしょうね・・・・・
喜劇の好きな方にお奨めの絵本です!