「まついのりこあかちゃんのえほん」シリーズです。この絵本には、最後のページまで一切文字がありません。でも心配はいりません。だって文字はなくとも、この絵を見ているだけで、自然とお話が生まれるのですから・・・。
自動車がヨーグルトやいちごなど、子どもが大好きなおやつをどんどん運んでいきます。最後には、大きなケーキまで。みんなが揃うとそこは、お誕生日パーティの始まり。大好きなおやつに囲まれて、「おたんじょうび おめでとう」とお祝いします。
「ブーブーがいちごを運んでいるよ」私はこんなふうに読み聞かせをしています。すると娘は、私の話の中から「ぶーぶー」と「いちご」という単語を理解しているようです。もう少し言葉が理解できるようになったら「ぶーぶー」を「くるま」と置き換えたり、「運ぶ」という言葉を子どもがわかりやすい言葉に置き換えたり、その子どもにあったお話を作って、読み聞かせができそうですね。
読み手がお話を勝手に作れちゃう、とてもユニークな絵本です。